スノーモトFAN|SNOWMOTO 2009 MODEL
A28EVOLUTION
アルミフレーム
¥138,000
アルミフレーム
¥138,000
A28
アルミフレーム
¥108,000
アルミフレーム
¥108,000
S28ADVANCE
スチールフレーム
¥74,800
スチールフレーム
¥74,800
フラッグシップモデル A28EVOLUTION
A28をベースに、パーツ類を一新して更に進化させた最上級モデルの「エボリューション」が今期もラインナップ。昨シーズンは発売直後に完売してしまった人気モデルが今期も限定発売でリリース。フリーライドからエアトリックまで、満足のいく装備が満載です。Evolution Board|エボリューションボード
ABSサイドウォール構造のウッドコアボードは滑走性能も抜群。またグラフィックも一新されています。
Wide Bar|ワイドバー
710mmとワイドなハンドルバーを採用。高さも210mmと高くて引き上げ易く、コーナーでの安定感も増しています。
CNC STEM|シーエヌシーステム
6061 T6アルミニウムを切削したオリジナルデザインのステムを装着。高級感あふれる作りとなっています。
Trick Truck|トリックトラック
ボードのしなりを生み出すエボリューション専用リアボード取り付けマウントである「トリックトラック」を改良、軽量化による取り回しの向上に貢献しています。
Isolator & Stopper|アイソレーター&ストッパー
衝撃を緩和するアイソレーターはウレタン製に変更され、EVOLUTIONに標準装備されます。
(以上公式サイトより引用)
標準小売価格 | フレームカラー | ハンドルカラー |
---|---|---|
138,000円(税込) | ブラック・ガンメタ オレンジ・ホワイト | 不明 (カラーシミュレーター) |
材質 | 重量 | |
フレーム:6061-T6アルミニウム シートブーム:6061-T6アルミニウム フォーク:6061-T6アルミニウム&クロモリステアリングチューブ ボード:ウッドコア / ABSサイドウォール 滑走面素材:不明 | 11.0kg | |
荷重制限 | ||
110kg | ||
全長 | 全幅 | 車高 |
165cm(最長) 160cm(最短) | ボード:22cm ボディーフレーム:26cm | シート:49cm ハンドル:80〜84cm |
付属品その他 | ||
アイソレーター&ストッパー・スタンダードトラック・トリックトラック・シートブーム用ボールロックピン・リーシュコード・日本語取扱説明書(保証書付き)・ 六角レンチ・ゲレンデリスト・ヘッドバッジ |
まこつのコメント
(※前モデルと基本的な違いはないので昨シーズンとほぼ同じコメントです。)毎シーズン、生産数が限定されているので年内には完売してしまう人気のモデルです。価格も1万円ほど安くなりましたのでさらに人気が高まっているでしょう。
このモデルは上級者向けの構成ですが、初心者にとってもメリットが大きいです。
まず、標準で付属しているアイソレーター(ウレタン製)ですが、雪面から受ける衝撃を和らげ手首などへの負担を減らしてくれます。
安全面でのメリットが大きいパーツですが、カービングなど基本的な滑りにも影響を与えるパーツです。個人的にはあらゆる面で装備しておいた方が良いパーツだと思います。素材がゴムからウレタンに変わったことがどう影響するかは試乗していないのでよく分かりません。
次に、前モデルから一新されたトリックトラックですが…
今期、最上級モデルとしてデビューしたA28 EVOLUTIONに標準装備されるトリックトラックは、「もっと簡単に、もっと自由に」コントロールできるようにするため、大胆なポジション変更を行いました。かかとの下あたりに中心軸がくるように取付位置が設計され、あらゆるフィールドでの実践テストを重ねた結果、スタンダードトラックよりも65mm前に設定することにより、縦方向の動きをニュートラルに行うことが可能になりました。ビギナーにはもちろん、ジャンプやトリック系のライディングを楽しむためのベストポジションを提供します。(公式サイトより引用)
上記の説明にもあるように、トリックトラックはターン特性を決める重要な役割を果たしています。
元々スノーモトは前後に同じ形状のボードを同じ位置に装着していますのでバランスはいいです(乗る位置がほとんどの人で同じになる)。
しかし、ターンをするときはこのバランスの良さが(スノースクートに比べて)スライドターンを若干コツのいるものにしています。そういう場合、このトリックトラックを装備して、リアボードのポジションをフロントボードとは異なる位置に取り付ければ、リアボードがスライドしやすくなりターンのコツが掴みやすいと思います。…多分(笑)。
この辺の説明は、そのまま当てはまるかどうか分かりませんが、カトウヤスヒロさんのブログで解説(動作をするということはバランスを崩すということなど…。)してありますので一度ご覧下さい。
トリックをバリバリやりたい人はトリックトラックを選択すればよりスノーモトを楽しめると思います。
最後に、ボードの種類ですが、A28エボリューションはウッドコアボード、A28はキャップ構造のウッドコアボードです。ボードの構造については非公認ブログスノーボードスクールYahoo!分校さんがとても参考になります。
色々書きましたが、予算が許す人は迷わずこれを買いましょう。初心者だからといって下位モデルを購入しようとしている人も、遠慮しないで?A28Eにした方が良いと思います。
スタンダードモデル A28
発売から3シーズン目を迎えるA28。スノーモトの基本性能をフルに発揮することができる1台として開発されたこのモデルは、ATS※1システムによるターン特性の変更や、軽量なフレームによる疲労軽減など、スノーモトをとことん楽しむためにはおすすめのモデルです。フレームのジオメトリーはEVOLUTIONと同じため、トリックトラックを後から装着することも可能。またアイソレーターなどを装着したアップグレード後の強度を確保するため、フォークはEVOLUTIONと同じ物を採用しています。
A28は当初上級モデルとしてリリースされましたが、今期は価格も見直されたためお買い求め安くなりました。(公式サイトより引用)
※1.Adjustable Truck System=リアボード取付位置可変システム(詳しい説明は公式サイトにて)
標準小売価格 | フレームカラー | ハンドルカラー |
---|---|---|
108,000円(税込) | ブラック・ガンメタ オレンジ・ホワイト | ブラック・ホワイト (カラーシミュレーター) |
材質 | 重量 | |
フレーム:6061-T6アルミニウム シートブーム:6061-T6アルミニウム フォーク:6061-T6アルミニウム&クロモリステアリングチューブ ボード:ウッドコア(キャップ構造) 滑走面素材:不明 | 11.0kg | |
荷重制限 | ||
110kg | ||
全長 | 全幅 | 車高 |
165cm(最長) 160cm(最短) | ボード:22cm ボディーフレーム:26cm | シート:49cm ハンドル:80〜84cm |
付属品その他 | ||
ノーマルトラック・リーシュコード・日本語取扱説明書(保証書付き)・ 六角レンチ・ゲレンデリスト・ヘッドバッジ |
まこつのコメント
(※前モデルと基本的な違いはないので昨シーズンとほぼ同じコメントです。)昨シーズンより2万円も価格を下がりました。エボリューションが登場するまでは最上級モデルでしたのでとても買いやすくなりましたね。
A28EVOLUTIONとの違いは、トリックトラックがスタンダードトラックであること。分かりやすく言うと、リアボードの調整が3段階から2段階になります。
次に、アイソレーターがリフターキットに(ゴム製の緩衝材が樹脂製のもの)、ボードがキャップ構造のものに変更となっています。
先程も言いましたが、トラック(フレームとボードを繋ぐパーツ)部分は'07、'08モデルのA28と同じでリアボードを2段階に調整出来ます。この性能はこれまでのシーズン実証済みなので問題ないと思います。
ではなぜ、トリックトラックがあるかというと、その名の通りトリックをするためです(多分…)。スノーモトでトリックやジャンプをするために必要なボードの剛性(しなり)を得るために、もう1段階ボードのポジションを増やしたのがトリックトラックです。上図を見た方が早いですね。
グリーンの部分がA28です。ブルーのS28と比べるとしなりが大分違うことが分かります。通常の滑りの他に、少しトリックもやってみたい人はS28ADVANCEよりもA28を選んだ方がいいと思います。
黒で表示されているトリックトラックと比べて、グリーンの部分のノーマルトラックとでは違いが僅かに見えますが、ボードを固定している位置を見てると、実際の乗り味はかなり違うように思います。上手く言えませんが、よりバネが利く感じでしょうか?この違いは試乗会などでぜひ体感して欲しいです。
S28ADVANCEとの違いは、トリックトラックの説明と多少被りますが、ボードの位置調整ができるかどうかとフレームの材質の違いですね。(ここでは材質の違いについての説明は省きます。)
左の図を見てもらうとわかりますが、ATS構造のスタンダードトラックは2種類のボードセッティングが可能です。
赤い点の位置にセッティングすればボードのしなりを生かした滑りが可能です。フロントを持ち上げる(リアボードのしなりを生かす)種類のトリックをする場合に効果をより発揮すると思います。黄色い点でセッティングすると、カービング中心に滑走する時に最適だと思います。
個人的には、赤い点でのセッティングがトリックトラックを含めて考えてもオールラウンドに対応出来るセッティングだと思います。
ボードについてですが、A28EのウッドコアボードかA28のキャップ構造のウッドコアボードか迷う人も多いと思います。こればかりは乗り比べないと何とも言えませんが、昨シーズンまこつが試乗した時は問題なく滑れました(上位モデルより格段に性能が落ちるということはありません)。一般的なキャップボードの特性としては、軽く、柔らかで弾力がある、というのがあると思います。またターンへの入りが良いので初心者にも扱いやすいようです。ボードの構造については非公認ブログスノーボードスクールYahoo!分校さんの記事を参考にしてみてください。
A28EVOLUTIONと3万円の差がありますので、こちらを選択する人も多いのではないでしょうか。
エントリーモデル S28ADVANCE
リーズナブルなプライスでスノーモトを始められる1台。スノーモトがリリースされて以来変わらないフレームデザインは、最高の乗り味を提供します。今期より、A28にも採用されているウッドコアボードを標準装備し、あらゆるコンディションに対応することが可能となりました。(公式サイトより引用)
標準小売価格 | フレームカラー | ハンドルカラー |
---|---|---|
88,000円(税込) | ブラック・イエロー レッド・ホワイト・グレー | ブラック |
材質 | 重量 | |
フレーム:ハイテンシルスチール シートブーム:6061 T-6アルミニウム フォーク:ハイテンシルスチール ボード:ウッドコア(キャップ構造) 滑走面素材:不明 | 12.2kg | |
荷重制限 | ||
110kg | ||
全長 | 全幅 | 車高 |
155cm | ハンドル:65cm ボード:20cm ボディーフレーム:26cm | シート:51cm 全高73〜77cm |
付属品その他 | ||
リーシュコード・日本語取扱説明書(保証書付き)・ 六角レンチ・乗り方説明DVD・ゲレンデリスト・リフターキット・ヘッドバッジ |
【まこつのコメント】
(※前モデルと基本的な違いはないので昨シーズンとほぼ同じコメントです。)スノーモトのラインナップの中でもっともスタンダードなモデルですね。
'07モデルまでは、S28はGRCボードとウッドコアボードの2ラインナップでした。'08モデルから前述のボードの代わりにキャップ構造のウッドコアボードを採用しています。
GRCを廃止したのでS28より価格は上がりましたが(税込57,540円→税込88,000円)、キャップボードを採用したおかげで旧ウッドコアボードを装備したS28COMPよりもお手軽(税込94,290円→税込88,000円)にウッドコアボードの滑りを体感出来る、最もバランスの良いモデルになったと思います。今シーズンはさらにお安くなりました。(ちなみに旧ウッドコアボードの単体価格は税込52,500円。)
GRCボードの廃止で最安モデルがなくなり残念ですが、私の経験から言うと、GRCボード(簡単に言うとプラスチック)は安価な分、エッジが効きづらいので雪質の変化にあまり対応出来ません。特に硬い雪質は苦手で初心者には大きな障害になります。またトリックをする場合でもGRCとウッドコアでは上達がかなり違います。
GRCボードで苦労していたターンやトリックが、ウッドコアボードに代えたら楽に出来るようになった経験があるという人は多いはずです。
このモデルはトラックというパーツがなく、リアボードのポジションは1つだけです。しかし、このセッティングでも通常の滑走はまったく問題なく、特別なスキルがなくてもいくつかのトリックを習得することも可能です。(マニュアルなどのトリックはかなり難しいです…。)
材質についてですが、S28ADVANCEのフレームの材質はスチール(鉄)です。A28のアルミと比べると1kgほど重量があります。
重量の違いは滑りに影響してきます。もちろん軽い方が車体コントロールはしやすいです。しかし、スチールフレームのS28が操作しづらいというわけでなく、あくまで「アルミフレームと比べた場合」です。ただ、駐車場からゲレンデまでスノーモトを担いでいくとちょっと疲れます(笑)。
アルミフレームと比べると劣る部分はありますが、S28ADVANCEは入門用として価格と機能とのバランスのいいモデルです。(他人の受け売りですが、初心者に向いているというより、初心者でも手の届くモデルと考えると良いかもしれません。)
カスタムしたくなった場合は、フレームの交換をしなくても、S28ADVANCEはアイソレーターやウッドコアボードの装着が可能ですので後のバージョンアップも可能です。