行ってきました!バッグジャンプ東日本(バグジャンプ)
2011-12シーズンは新しい事にチャレンジしようかなと考えていたところ、バグジャンプ(バッグジャンプ)のお誘いがありましていい機会なので勇気を出して行ってきました。
BAGJUMP東日本
今回お世話になったのは、群馬県片品村にある「バッグジャンプ東日本」というバグジャンプ施設です。メンバーはボクと壱さん、じょにぃさん、そして原住民のじゅん゛さんです。ボクと壱さんはウォータージャンプの経験も無いまったくの初心者。
バッグジャンプ東日本さんのHPに当日の写真(なぜか監督が同行)とじゅん゛さんのカッコいい動画がアップしてありました。ありがとうございまーす!
バグジャンプはこんな感じ。正直想像してたよりジャンプ台がデカイです…。
準備しておいた方がいいもの
基本的にはウォータージャンプと同じだと思いますが、一応やってみて感じた事を書いてみます。
基本的な格好は?
まず、基本的には肌を露出しないような格好がいいみたいです。ほとんどの人がスポーツタイツにハーフパンツ、ロンT、ヘルメット(必須)でした。水を使わないバッグジャンプですが、アプローチ部分には水を巻いているので水着でもいいかもしれません。(ブラシに慣れる為のミニコースで確実にケツは濡れます)
防具は?
スノーバイクならば、+プロテクターが必要になると思いますが4人中2人はプロテクター無しでした。もちろんボクはフル装備です。ヘルメットはハーフタイプ、リストガードはしませんでした。
靴は?
当日はスニーカーで挑みましたが、フレームでくるぶしをぶつける事があるので冬と同じブーツタイプの方がおすすめです。
スノーモトは?
スノーバイクにクッションを巻いておきます。ステムやハンドル回りを重点的に、横回転の練習をするならばフレームにもしっかり巻いておいた方がいいようです。ブラシでよく滑るようにボードにワックスや蝋を塗っていった方がいいみたいですが、現地ではボードに備え付けの石鹸を塗るように言われました。この辺はウォータージャンプとはちょっと違うかもしれません。
アイロンなどは施設にありましたので、スタッフの人にお任せするのもありかも。
暑さ対策
ウォータージャンプと違って体温上がりっぱなしですので、まめな休憩と水分補給を心がけましょう。
スノーバイクでバグジャンプってどんな感じ?
初めてのバグジャンプでしたが、飛び込むとどんな感じなのか?など初心者の素直な感想を書いてみます。
最初はブラシに慣れる
雪の代わりにプラスチックの人工芝というか硬めのブラシになっていますので、小さいキッカーで数回は慣れた方がいいと思います。これはギアに関係なくやった方がいいみたいでした。
キッカーとエアバッグの間にほとんど隙間なし
ネットで検索するとキャニオンみたいな設置をした画像が良くヒットしますが、バッグジャンプ東日本のはほぼくっついていたので失速してもエアバッグに届かず地面に落ちるという事は無いでしょう。
着地の反動は無し
飛ぶ前は、着地の際にモトが反動で跳ね返ってこないか心配でしたが沈み込むだけでまったく跳ね返る事はありませんでした。
バグジャンプは着地後に滑らない?
着地の際の反動はありませんでしたが、基本的にバグジャンプは乾いていますので着地するとモトにブレーキが掛ります。当然、慣性が働いていますので自分の体は前に出ようとします。手はハンドルを握っていますので、手を軸にして体が上に持ち上がり前転するような形になります。文章にすると危険な感じがしますが、実際はアトラクションみたいで楽しかったですよ(笑)
前転しないようにするには、着地の際に横に逃げるかモトを放り投げるといいかもしれませんが、実際そこまでしなくても大丈夫だと思いました。最後の方は前転するのが楽しくなってしまいましたし(笑)。ちなみにボーダーはヘッドスライディングになります(笑)
ソールに石鹸を塗って水でしっかり延ばしておけば多少は滑ります。
スノーバイクのジャンプ練習に最適かはわからないが選択肢としては十分あり
個人的にはおすすめです。水に濡れる事が無いのでモトは痛みません。ボードの破損もほぼ無いと思っていいかな。地面がブラシなので当然ボードは傷みますが、サンディングでなんとかなるレベルだと思います。
ただ、着地は平面になっているので実際のキッカーを完全に再現している訳ではありません。いきなりゲレンデで同じサイズのキッカーを飛ぶのは止めた方がいいかも。
総合的に見てスノーバイクのジャンプ練習にはいいのではないかと思いました。ウォータージャンプをやった事がないので比較が出来ないのが残念です。
未経験者でも楽しめるの?
正直やるまではテンションが上がらず胃が痛かったのですが(笑)、未経験者でも楽しめました。ただし、幾つかの事は意識しなければなりません。
恐がって後傾にならないように
ジャンプ台の高さはかなりありました。自分が飛んでる姿を全く想像できません(笑)。(結果論ですが)着地しても痛くは無いのでストレートジャンプであれば失敗しても大丈夫です。今回はアドバイスを受けて以下の事を意識して飛びました。
アプローチは高さやスピードで恐がって後傾にならないように、しっかり腰を落としてフロントボードに荷重します(自転車だと中央に加重するのかな?この辺はもうちょっと考察する必要がありますね)。
トランジション(下りから登りに切り替わる地点)にさしかかったら曲げていた膝を伸ばしハンドルを胸のあたりに引きつけるようなイメージしてリップを踏み切ります。今回は下手に地面を蹴ったり(ポゴやバニホ)せず伸び上がる動作だけを意識してやりました。
飛び出すと、引きつけていたハンドルを自然と前に出すような動作になります。それにつられて膝が少し曲がりバニホバーを飛んでいるような姿勢になりました。
着地は足を伸ばし衝撃を吸収するように膝を曲げます…がその前に前転してしまいました(笑)
後傾にならないことと、飛び出す時に膝を伸ばす動作をするだけである程度の形になるようです。
バグジャンプ動画 初心者編
では実際にボクと壱さんの飛んだ動画をご覧ください。ボクはストレートジャンプだけを練習しました。2人とも初心者ですので生暖かい目で見て下さいね(笑) 。落ち着いて見ると初心者の飛ぶサイズじゃ無いですね…完全にじゅんさんに騙されました。
ちゃんとした動画は後日TJKにアップしてもらう事とします(笑)。
スノーバイクで上級者レーンやトリックは?
今回は中級者用のレーン(Sエアーの3番台くらい)しか跳びませんでしたが、上級者レーンやストレートジャンプ以外の練習について書いてみます。
リップの角度がキツイと無理かも?
ここの上級者レーンはアプローチが長くリップの角度も結構あります。なので着地がほぼ真下の様な状態ですのでスノーバイクが逃げるところが無いように見えました。一緒に参加していたじゅんさんはウォーターならやるけど今回はパスという事で上級者レーンは跳びませんでした。
横回転のトリックは出来る?
出来るか出来ないかなら出来ると思いますが、着地の際にブレーキがかかるとなるとストレート系のトリック以外の練習は初心者向きではないかもしれません(ソールに石鹸水をしっかり塗れば出来ない事もないかも)。実際やってみれば分かると思いますが、今回は誰も挑戦しませんでした。スーパーマンシートグラブやインバートなどの練習は問題ないかと思います。
ギャラリー
画像を少し。ボーダーの人はもう空飛んでる感じでしたね。ちびっ子も練習してましたよ。他のは後でギャラリーページに追加しますね。(すみません、じょにぃさんの写真が手元にありませんでした(笑)。)
参考サイト
スノーボードでジャンプ:ジャンプ台の名称 | スノボーのスー
全国のウォータージャンプとバッグジャンプ施設(スノーモトFAN内ページ)
おまけ
芳味亭さんで楽しい昼食。
行ってきました!あさプラ スノースクートミーティング&スノーモトギャザリング&WIDEボードインプレッション
12日、13日とスノーモトを楽しんで参りました。(またまた1枚も写真も動画も撮ってません(笑)。なので掲載されている画像は全て借り物です。)
最終回となった あさプラ スノースクートミーティング
いよいよ最終回となった「あさプラ スノースクートミーティング」に参加してきました。今回はボク以外に、mixiのスノーモト愛好家東日本副管理人のかじゃぶさんと、Jzさん、3人での参加です。(あと、白馬からもうお1人いらしてました)
それ以外はもちろんスクートのイベントなので皆さんスクートなんですが、なんど総勢50台のスノーバイクが集結しました!(あさひプライムスキー場をご存知でない方はこちらを。>>あさひプライム コースガイド)
ヤバいです(笑)。こんな小さなスキー場にスノーバイクが50台、しかもナイター。
もう感動的でしたね。スノースクートの歴史を見せつけられたというか、底力を見たというか。じゃんけん大会で景品を頂けるということでしたが(ちゃっかりNKSを頂きました)、そんなことをさっ引いてもこの力はスゴイ。
上級者の圧倒的な滑り、素晴らしい指導力で見る間に上達していく初心者、様々な地域から集まったライダーとの気さくな会話。とても心地の良い時間でした。
方向性は少し違うかも知れませんが、ボクらもこのような時間を作れるようになれたらなーと思いましたね。とても勉強になりました。
主催のスノーサイクルワールドさんには本当にお世話になりました。ぜひ来シーズンも参加させて頂きたいと思います。本当にありがとうございました!
(写真はかじゃぶさんの撮影)
スノーモトギャザリングへ
翌日は、新潟県の神立高原スキー場で開催されたスノーモトギャザリング(SMG)に参加してきました。(自分の中ではかなり強行なスケジュール…)
主催は「Tokyo SnowMoto Life~トウキョウ スノーモト ライフ~」の管理人壱さんです。
Photo by makishoさん
今回は、レッスンなど担当せずに自由に滑ってきました。3、4回は訪れていると思いますが、完全に自由に滑ったのは今回が初めてです。なので凄く新鮮でした(笑)。自分が想像していたより広くバリエーションに飛んでいて良いスキー場でしたね。
当日の雪質が良かったせいもありますが、自分なりに色々と滑りを試したり、新しいグラトリにも挑戦してみました。新しいことをするとよく転びます。当日も何回転んだか分からないくらい転びましたねー。何事もチャレンジすることは本当に楽しいです。
前日のあさプラミーティングで一緒だったアンソニさん達とも滑れたし、久しぶりに滑った仲間もいたので、充実した1日を送ることが出来ました。
こういう多くのライダーが集まるイベントはとても貴重です。人が集まるとそれだけ滑りのスタイルがあるわけで、その人たちから自分の好みの滑りを吸収出来るチャンスでもあります。あの人の滑りを真似したっていう人は結構多かったのでは?
会場脇には神立のスタッフの方に多大なご協力を頂いたバニーホップスペースを作って頂きました。やってみると楽しいのですが、なかなかチャレンジする人は少ないですね。見ている人も多かったので気持ちはわかります(笑)。
1回失敗して恥ずかしい思いをするとなんでもないんですけどねー。スノーモト オーナーズサミット(S.O.S)の時も設置する予定ですので、初めての方にもどんどんチャレンジしてもらいたいと思います。ちなみに過去最高記録45cnを5cm更新することが出来ました。とてもかっこよく飛べたとは言えませんが記録は記録です。こういうのは自己満足ですから(笑)。
今回参加して気がついたんですが、神立高原スキー場が例年以上に協力的でしたね。ボクは運営スタッフではありませんので細かいところはわかりませんが、一参加者から見ても明らかに昨年とは違った雰囲気でした。一過性のイベントで終わらせたくない主催者の想いが、スキー場のスタッフの方に伝わったのでしょうか?スキー場、主催者が一緒にイベントを作っているような、スノーバイクを歓迎してくれているような感じを受けてとても良かったです。
なので主催者の壱さんにはもっともっと頑張って頂きましょうか(笑)。当日も色々と大変でしたね。本当にお疲れさまでした!
この日も沢山の方とお話したり声をかけて頂きました。SOSでもお会い出来たら一緒に滑りましょう!(ボクは中級クラスを担当します)
WIDEボードインプレッション
(ワイドボードのインプレに留まっていませんが、乗ってみて感じた素直な感想です。)
ワイドボードは乗り辛い、けど乗りこなせばこんなに乗りやすい、楽しいボードは他に無いです。
乗り辛い原因はナローボードに慣れ過ぎた自分自身のライディングに原因があります。
これまでのナローボードを装備したS28やA28(特にS28)は、誰でも簡単に乗れる機種です。スノーモトの特徴であり最大の武器でもあると思っています。ボクもその恩恵を受けていた1人です。
ただ、シビアなコントロールを要求されない分、基本的な動作が疎かになってしまうことがあります。(適切な指導をしてくれる人がいる場合は別)
以前日記にも書きましたが、まさに自分自身がその状態でして、1/30に乗った時はワイドボードに対して苦手意識しか残りませんでした。
その後、ナローボードで荷重や上半身の動きなどの基本的動作をしっかり見直して、2/12のあさプラのナイターでワイドボード初滑り、13日の神立で本格的に滑ったのですが、一本目から違和感なく乗ることが出来ました。(その間、一度もワイドボードには乗っていません。)
一本目から普通に乗れるというのは、ナローボードでしっかり基本動作が出来ていれば特別なことでは無いと思います。
ワイドボードに乗ってからナローボードに乗ると乗りやすいという感想を耳にしますが、その場合は基本動作が出来ているか疑問です。逆の場合に同じ感想が言えた時、初めて基本動作を理解したといってもいいと思います。
なんだか説教臭い話しで具体的な事を何一つ言っていませんが(笑)、同じように悩んでいるオーナーの手助けになればと思い書いてみました。(この辺は前回のアンソニさんのインプレを読んだ方が何倍も為になります、というか必ず読むべきです)
では、ワイドボードのインプレッションですが難しいことはかけませんのでご了承下さい。
まず乗ってみて思うのは、乗り手に素直に反応してくれるボードだということ。これは上記で書いたようにしっかりとした基本動作が出来ていることが前提ですが。
ボードが幅広くなったので滑りが安定しました。通常の滑りや不整地はもちろんですが、キッカー(本当に小さいヤツですよ…)を飛ぶ時でもリップを抜ける時に車体が安定しているので以前よりは飛びやすくなりました。
ワイドになった分、ショートターンがし辛くなったように思われるかも知れませんが、こちらも問題ありません。
パウダーは他の方もおっしゃるように確かに滑りやすくなりました。ナローボードよりも明らかにプッシュする回数が減りましたね。
グラトリはワイドボードの方がやりやすくなったように思います。ボードを雪面と平行に保つなどのコントロールが随分楽になりました。特にフェイキーはその安定度を実感出来ます。
マニュアル、バニーホップなどはとてもやりやすくなったのですが、個人的にはもうちょっとリアボードに粘りが欲しいです。これはモトの構造に寄るところも大きいのかな?この辺はアイソレーターで微調整出来ると思います。
リアボードが長くなったせいでリア側を意識してしまいがちですが、フロントボードをしっかり使わないとコーナーで不安定になってしまします。この辺はボクの今後の課題です。
高速性は飛躍的にアップしました。気持ちの良い加速を実感出来ます。それに気がついたのはブレーキングをした時。普通に考えるとナローボードよりブレーキングの性能が上がっているはずですが知らない間にスピードを出していたんですね(笑)。
メーカーは、「高速性能の向上とパウダーでの浮力UPした分、ナローボードよりカービングやハンドルさばきのキレや軽快さが期待出来なくなった」と言っていましたが、メーカーが心配するほど他の性能を犠牲にしているようには感じませんでした。(突き詰めていけばそう感じる時がくるとは思いますが)
ワイドボードに乗り辛いなと感じたら、セッティングを疑うのでは無くまずは自分自身のライディングを見直すのが先かなと思いました。
と言いつつ、今回、今まで一番高くしていたハンドルのポジションを一段低くしました(笑)。理由は高速性がアップしたので重心を低くしたいのと、荷重の際に腰が引けないようにハンドルを低くすればなんとかなるかなという素人考えですが。
以上、ほぼノーマルセッティングで乗ってみたボクの感想とお節介話でした。
ワイドボード、とっても楽しいです!(ルシルミシルのAD堀くん風に)
行ってきました!野沢温泉スキー場
先日、mixiのスノーモト愛好家東日本コミュニティの副管理人であるかじゃぶさんの企画のイベントで長野県にある野沢温泉スキー場へ行ってきました。
今回は、スノーモトの普及に努めている人たちへの慰安ということで、僭越ながらボクもお誘いを受けましたので思いっきり羽を伸ばして参りました。
photo by かじゃぶ
時系列に沿わない書き方になりますので読み難いかと思いますが、今回のイベントで得たものが沢山あったので思うままに書きたいと思います。
野沢温泉スキー場の圧倒的な雪量と景色に感動
流石は日本が誇るスキー場と言ったところでしょうか。圧倒的な雪量と質、そして360度のパノラマビューがボク達を迎えてくれました。リフトやゴンドラで山頂に上がる間、歓喜の声が上がっていましたよ。
ボク自身も過去に見た事がないほどの雪の量でした。滞在中降り続き、最終日には1m20cm以上は積もったと思います。雪質も良く、麓でも踏みしめると「ギュッギュッ」というあの音がしました。
昨年より雪は多かったです。そして寒かった…。
この埋まり方。Photo by hattori
気の置けない仲間達との再会
出不精なのでなかなか冬以外に合う事が少ないですが、そこはモトダチ(スノーモトを介して知りあった人たち)、すぐに打ち解けあって馬鹿話で盛り上がります(笑)。
集まったメンバーの技量は高く、色んな人からテクニックを学ばさせてもらいました。雪の良さも相まってスキルアップするには本当によいイベントでした。
行列が出来ています。 photo by hattori
圧巻です。 photo by hattori
主催のかじゃぶさんとゆうこりん
夕食も美味しかった。 photo by hattori
いつもならば、お馬鹿な写真を掲載して終わるところですがちょっと真面目なお話を。この3日間があまりにも衝撃的過ぎて書かずにはいられません。(なんか暗い話?になってしまったのでテンション下げたくない方が読まないほうがいいです(笑)。)
もっと楽しむために…中級者からの脱却
こういうサイトをやったり6シーズンほどスノーモトをやっていることもあって自然と上級者に分けられていたわけですが、自分では中級者からの脱却が出来ない事に少々悩んでおりました。悩んでいたと言うと大げさですね…頭の片隅に常にあったと言ったほうがいいかな。
楽しく滑れればそんなことはどうでもいい事なんですが、長く滑っていると楽しく滑るためには上手くならないと楽しめない事が多々あるわけです。
例えば、圧雪された整地面でのカービング。スノーモトに乗っていれば自然と出来るようになるスキルでそんなに難しい事ではありません。ボクの中ではこれは中級者のレベル。
ならば、同じ斜面での大回りのカービングはどうか?自分の中で何度も修正をしてきましたがターンが持続しません。これが出来たらもっと楽しいはず。
他には、整地された急斜面ならば滑れても、少し雪面が荒れただけではね飛ばされたり物凄く疲れて楽しいという感覚はあまりありませんでした。疲れずに滑れたらもっと楽しめるはず。
なのになぜスノーモトを続けてこれたかというと、一緒に滑る仲間がいたから(笑)。楽しさが滑りに対する疑問を覆い隠してくれて、みんなでワイワイ滑るだけで満足でした。そんな感覚のまま、ここ2シーズンほど過ごしてきました。
初心に立ち返る
そんな疑問を頭の片隅に抱えたまま野沢温泉スキー場を訪れたわけですが、今回試そうと思っていた事がありました。今シーズン新たに登場したワイドボードです。
取りあえず既にワイドボードを装着している人に借りて乗ってみましたが…全然乗れません…乗れる気が全くしません。
ここで、最近Twitterでみたツイートを思い出しました。
「ワイドボードが操れないのは荷重がちゃんと出来ていないから」
ってことはボクはナローボード(従来の前後対象の幅の狭いボード)にも乗れてない事になるなと。
なんかピンと来るものがありました。
他人の滑りを真似てみる
前々から、切り返しの早いターンやクイックな動きをやってみたかったのですが思い通りに出来ませんでした。
思い出されるのは昨年の八方で見たかじゃぶさんのショートターン。さらに遡るとKさんのショートターン、しゃがんだ状態でも繰り出していました。
そして当日、mixiのスノーモト愛好家東日本コミュニティの管理人である壱さんが一瞬やったモトを素早く振る動き。(エバサマ3でオオスミさんもやっていたような…)
それとは違うと思いますが、フロントとリアを8の字に回すようなイメージで振ってみたら何となく出来ました。なんて言えばいいんでしょうか、準備体操みたいな感じ?この辺でなんか新しい感覚を掴んできました。
その後、狭くて長い林間コースを定番のステップに座り込むようなスタイルでみんなで滑りました。いつもならカーブにさしかかるとフロントボードを切ったり体を無理やり倒し込んだりしていたんですが、今回は何となくフロントボードを真っ直ぐにしたまま曲がろうと思って自然と片足だけに力が入りました。
すると無理をせずにコーナーを曲がれたんです。反対側の足には全く体重を乗せていませんでした。
荷重のバランス
100%文系の頭で間違いを恐れずに書きます。
今まで自分がやっていた荷重をかける方法を思い出すと、体をターンする方向に傾けているという感じでした。これも間違いではないと思いますが外足にも若干荷重が残っていたはずです。スライドターンをする場合はそれでも問題ないと思いますが、カービングの際にはそれでは不十分でした。
今まで自分が考えていたカービングというのはターンする側にハンドルを倒し込むようなイメージで滑っていました。もちろん内足荷重も意識していましたが、どちらかというとハンドルの方に気を取られていたような気がします。
以前、たぶんカトウさんがどこかで書かれていたと記憶していますが、ターンの荷重バランスは10:0であると。7:3でもなく8:2でもなくどちらかに一方だけに体重がかかるって事だと理解しています。
そのことを意識してゆるい斜面でターンをせずに直進で「右足、左足、右足、左足…」と極端に荷重をかけてみました。ハンドルもそれに合わせて傾けます(切らずに傾けるだけです)。それを段々強くして体を入れていくと左右の振り幅が大きくなっていきカービングターンの形になっていきました。
この時点でもう一つ気になっていた事を感じることが出来ました。球体をイメージしたターンです。これは確かアンソニさんが言っていたと記憶しています。
上手く表現出来ませんが、左右のターンの切り返しの段差を感じないというかふわふわした感覚になりました。まさしく球になった感じ。ボクの勘違いでなけでば以前からやりたかった事が出来た瞬間だったと思います。
滑走2日目、終了間際の事でした。
すぐに応用が出来た
最終日。この感覚を得てから、スノーモトが自分の体の一部になったように感じました。粗削りではありますが体が意図したように素早く反応します。そのせいか、縦の動きにも下半身がついてくるようになりました。
先ほど例に出した少し凸凹のある斜面での滑り方。今までなら凸凹を足で押さえつけて乗り越えていたせいで物凄く疲れていました。
しかし、今は凸凹を膝の屈伸(荷重を抜くような感じ?)で吸収出来るようになったので車体が跳ねる感じがより少なく感じました。その分スピードが増したように思いますが、モトが安定しているので以前ほど恐くはありません。
下半身が縦の動きをしているのでもちろん疲れますが、以前のような疲れ方はしなくなりました。
辛い斜面が楽しくなる
今までは恐怖心を抑えて滑っていた斜面も、コツを覚えたので滑りこなそうという気持ちに変わりました。もちろん疲れはしますが楽しみの方が段々大きくなってきました。
多分、滑りが安定してくればもっと楽しくなると思います。上達すれば楽しいポイントまでの繋ぎとしか思ってなかったコースも楽しく滑れるようになりそうです。
テンション上がってきた!
みんなでラス1と決めて滑った1本のあと…追加注文しました(笑)。結果は…今シーズン1の滑りが出来た?!
今考えると明らかに技量を越えた滑り方をしていましたので少し危険だった気がしますがその時のテンション、掴んだばかりの感覚が可能にしたんだと思います。
他人に教えるという事
色々書いてきましたが、ボクは人にスノーモトの滑り方を教える時、全てを理解している必要は無いと考えています。止まり方しか知らなくても、止まり方なら教える事が出来ます。止まり方を教えられる人です。
ボクは初心者の方に教える事をしてきましたが、今回の事で今までと教え方が変わってしまうくらいたくさんの事(対応出来るパターンというのかな)を得ました。そして上級者を目指す中級者の人にも教える方法を得る事が出来たと思っています。
1人じゃ出来なかった
1人で滑っていたらここまでやってなかったでしょう。一緒に滑った仲間(技術的な情報をネットで公開してくれた人たちも)がいたから楽しみの中で成果が出たんだと思います。思い出すとボクのステップアップはこういう大人数で滑るイベントと共にありました。
今回のイベントを企画してくれたかじゃぶさんには足を向けて寝られません(笑)。かじゃさん、段取りから当日の仕切りまで本当にありがとうございました!
長々と書きましたが
何が言いたかったかというと、滑走する仲間がたくさん出来ると良い事があるよってことです(笑)
今シーズン、スノーバイク関連のイベントはまだ沢山あります。参加しようか迷っている人は勇気を出して参加してみましょう、きっと新しい世界が開けますよ。ボクは今回のイベントで一皮どころか二皮くらい剥けました(笑)。
この時の経験を多くのスノーモトライダーに伝える事が出来たらなと思います。
追伸…ワイドボートに乗り換えようと思いましたが、もうしばらくナローボードに乗ろうと思います。
今回お世話になった人・物・所などなど
スノーモト愛好家東日本(mixi)
野沢温泉スキー場…行くなら数日は滞在したい素晴らしいスキー場です。スノーバイクへの対応も親切で嬉しかったです。
野沢温泉ホテル…物凄くお世話になりました。完璧な除雪に感動しましたよ。「スノーモトを野沢で流行らせてください」という嬉しいお言葉も頂きました。
カトウヤスヒロさん…ボクがあこがれるスクートの人。(Twitter)
アンソニさん(Twitter)…スノースクートアンダーグラウンドの管理人さん。
RSビートルさんのフットバー…不整地を滑るのに随分助けられました。お勧めのパーツです。
スノーモトA28EVOLUTION…今回乗ったマシン。軽くてお勧めです。
行ってきました!あさプラ スノースクート ミーティング!
先日、ボクのコソ練スキー場でもある、あさひプライムスキー場のナイターで行われた「あさプラミーティング」にお邪魔してきました。主催はスノーサイクルワールドさんです。
>>あさプラ スノースクートミーティング イベント情報【スノースクートショップ スノーサイクルワールド】
ナイターイベント
試乗会や講習会は大抵昼間に行われますが、この「あさプラミーティング」は珍しいナイターイベントでした。にもかかわらずこの人数が集まったというのは衝撃でしたね。需要の形態は一つでは無いと言う事だなと目から鱗。
写真じゃ分かり辛いですがスノーモトはボク1人(左から2番目)。一番左はスクート乗りながらスノーモトのイベントによく顔を出してくれるJ太郎さんです。
あと、この写真にはスゴイ方々が写っております。分かる人は分かるかな?JCGM(JAPAN CROSS GAME MASTERS)で優勝した方も参加されてましたよ!
初参加でしたが
スノースクートのイベントでしたが、スノーモトで参加しても皆さん温かく迎えてくれましたよ。スノーモトを見るのが初めての方もいて色々見て頂きました。ボクはほぼノーマルで乗るので丁度よかったかな?
初心者講習をされている間は、勝手知ったる地元のスキー場なので好き勝手に滑ってました。中腹のゲレンデにスラロームコースを発見したのでひたすらそこで練習。お陰で太ももパンパンですが、思いのほか腰には負担はかからなかったようで今のところ大丈夫です。
あとは初心者ゲレンデでフェイキーの練習。フェイキーはもうゆるい斜面なら余裕で出来るようになりましたのでそろそろステップアップする時期にきました。フリークスのフェイキースラロームに出場するには今のままでは到底無理ですね。
肝心のスクートの初心者講習ですが、すばらしいコーチ陣が揃っていましたのでこれ以上ない講習になったようです。毎週来て頂けるのかは分かりませんが、滑り方で悩んでいる方は是非足を運んだ方がいいですよ!
最後に写真撮影(だらだら滑ってて遅刻してしまいました…すみません)をしてレストランで座談会という流れでした。滑っている時も楽しいですがこういう座談会も楽しいですね。普段あまり会う事の無いスノーバイク乗り(ボクにとってはスクートの人たち)が大勢集まっていますので面白い話がたくさん聞けました。スノーサイクルワールドの活動についても詳しく知る事が出来て本当に参加して良かったです。
次回は女子も是非
スノーサイクルワールドさんでは、毎週土曜日のナイターにミーティングをされているので、スノースクートに限らずスノーモトなどの他のスノーバイク乗りの方にも是非参加して欲しいです。今回は男子ばかりでしたので次回は女子の参加があると嬉しいかも(笑)。コーチしてくれるスノーサイクルワールドのスタッフさんは若くてイケメンでしたよ!
写真や動画をどうぞ
以下、写真やスノーサイクルワールドさんが撮影された動画などがありますので貼っておきます。
あさひプライムスキー場の中上級者コースかな。中級者のステップアップには最適。
小学生の男の子も参加していました。初めてだったみたいですがすぐに乗れていましたよ。
少し話しを聞いたんですが、乗ってみて楽しかった、また乗りたいという答えが返ってきました。友達に勧めたら?と言ったらスキー場に行く友達は少数だそうで。パパさん達、家でゴロゴロしている場合じゃないですよ!
仕事用の軽トラに積んできている方も。キャップの方がオーナーさんですがなんと御年68歳!スノーバイクは生涯スポーツにも出来るんだとなんか希望が持てました。冗談では無く本気で。
たくさんの試乗車を乗せて出発前のスノーサイクルワールドさん。お疲れさまでした!
スノーサイクルワールドさんが撮影されたミーティングの映像
あさプラスノースクートミーティングは次回もあります
あさプラミーティングは、スノースクートの講習だけでは無く、スノーバイク乗りの交流の場でもあります。初心者から上級者までたくさんの方が参加されていますので、気兼ねなく参加出来るイベントだと思いました。
ボクも2月5日に参加予定ですので、スノーモトライダーの方も是非参加して欲しいと思います。
お勧めサイト
スノーサイクルワールド
http://www.snowcycleworld.com/(Twitter:@snowcycleworld)
2011SKI EXPO in Finland とサイクルモード2010
この時期になるとウィンタースポーツ関連のイベントが多くなりますね。SAIのサイトにフィンランドのスキーエキスポの様子がアップされていました。(SAIが出展したのではありませんので誤解の無いように)
>>SAISPORTS Event & News: 2011SKI EXPO in Finland
アメリカ生まれ、日本育ちのスノーモトがヨーロッパでヒットの兆しか?どうかはわかりませんが、良い傾向ですね。スノースクートのように世界レベルで普及してくれるといいなー。『頑張れSAI!』
追記:芬兰举办冬季运动展览会 — www.ntdtv.com 新唐人电视台 New Tang Dynasty Television(中国メディア取材の様子)
一方日本ではサイクルモード2010が開催されています。自転車関連のイベントですのでJykKジャパンがスノーバイクを出展しています。行った人も多いかな?
>>サイクルモード2010レポート STRIDER ストライダー キッズランプデモ動画 – スノースクート,BMX,ピストバイク,自転車修理販売 -TOOLATE SPORTS
記事中に出てくるランニングバイク。ちょっと前に娘の自転車の練習に欲しかったのですが日本でも販売するんですね。流行ってくれるといいなー。
海外の映像で小さい子供が乗ってるのがありましたがかなり凄かったです。紹介したかったけどどれだったか忘れました…。
追記:カトウさんに教えてもらいましたー!これです!可愛いしカッコいいー!
Yahoo!オークションで28ST(GRCボード)に現在3万の値がついてますが、3万出せるなら4.5万出してS28Advance(ウッドコアボード)買った方が良いと思うけどなーって予算オーバーするなら仕方がないか…。あー、お節介の血が騒いでしまいます(笑)
スノーモトオーナーさん達がS-airでウォータジャンプをやっている動画が届きました
スノーモトオーナーさん達が今年の夏にS-airでウォータージャンプを楽しんだみたいです。(情報提供:かじゃぶさん)
1発目のバックフリップは奇麗に決まってますね。その後は悪戦苦闘が見られますのでジャンプトリックの難しさがよくわかります。(けど何となくヒントになりました。)
ただ、みんな楽しそうです(笑)。スノーモト女子部部長も普通に飛んでます。おかしいです。
またまた滑走レビューがアップされてますよ!スノーモト’11モデル情報 #9
2011モデルを取り上げたブログや、滑走レビューなどをご紹介します。
滑走レポート
とてもわかりやすいレポートになってますのでおすすめです。気になる内容はTokyo SnowMoto Lifeのブログにて。
スノーモト2011モデルに関する記事
おなじみスノースクートアンダーグラウンドさんでも話題になってました。
その他
- YONEXの高機能アンダーウェアにスノーボード専用モデルが登場!|ウィンターニュース|WinterPLUS:リフト券の通販、スキー場情報など
- GIRO official site -10/11 winter collection-
- WAXについて!: 楽しいスノーモト!
月山珍道中 スノーモト’11モデル情報 #8
2011モデルのスノーモトをテストされたmixiにあるスノーモト愛好家東日本の副管理人さんの日記です。許可を頂きましたので転載させていただきました。6月末に山形県の月山に滑りに行くという旅日記風の楽しいレポートになっています。それではどうぞー(内輪ネタも少し入ってますのでわかりやすいように一部加筆しています)
先週からイベント目白押しでしたが、まずは夏の月山Newスノーモト試乗「悪条件でどう滑る」珍道中から。
現地からの情報は「土と氷の世界」初めてなら来ないほうがいいとまで言われながらも、モトを積み込み東日本スノーモトコミュ管理人、副管理人そして、モト女子部部長の三人で深夜の東北道をインプレッサで北へ爆走。
眠気に闘いつつ、SAで一喜一憂。ピノのラッキースターと、たつじん君(群馬県在住の変態ライダー)お勧めのラーメン。
早朝には月山IC着。しか〜し、スーパーウルトラギャラックティカマグナム雨男のスノーモト愛好家東日本管理人、壱くん。やはり雨です。
ザー降りの中、車で朝食。
コンビニで合羽を購入し一路スキー場へ。
山道をぐいぐい登り見えてきましたよ。この暑さに雪が!
雨も小雨に変わりテンション↑↑ 早速準備着替えて山道登ってリフト乗り場へ。
リフト係のあんちゃんと軽く会話を楽しみ
雪のないリフトを登っていきます。
リフトを降りていきなりハイクアップ、でも降りてくる冷気に再びテンションアップ↑
周りのバックカントリースキーヤーのおじさんたちが雪山完全装備の中、うちらはTシャツ一枚…完全になめてます、雪山(笑)
でも最高です。この時期に雪なんて。
まずは一発目。ぼこぼこクラスト状態&久しぶりの滑り。そして未知のロングボード、緊張が走ります。
で、お約束の初ゴケフォト。氷で削れてイタイイタイ(汗)
何度もハイクアップして滑るほど。
一般ユーザーの意見として。こいつは見てくれはスクートだが、やっぱりスノーモトだと実感(安心した)。
まあ、上級者向けかなって私は思ったけど。今までのモトがいかに曲がりやすい(カーヴィングしやすい)ってことが改めて感じた。
でも、直進安定性は今回のような雪質でも安心してまっすぐ降りていける。逆に言えばリアボードを横に振ると、今までとは違う挙動に襲われる。初中級者が手こずるのではないだろうか。
あくまでもプロではない、自分が中上級者の滑りが出来ていると思っている、私個人の意見ではあるが…。
フロントボードとリアボードの挙動を見てみてください。
わたくし(副管理人)の滑り。
女子部部長の滑り。
プロトレックの気圧計が下がってきて、小雨が降り出しそろそろお開き。
下山してお昼のおそば食べて、温泉入って三人バタンキュー。
お昼寝してから東京へ。たいして滑らなかったが充実感いっぱい 。
夕飯は「油そば」で〆。
以上です。6月末に月山まで滑りに行くというモチベーションが凄いですね!新モデルの参考になりましたでしょうか?え?観光の参考になった?(笑)。
楽しそうな道中、ぜひお供したかったなー。
スノーモト’11モデル情報 #6 群馬県のローカルライダーから取材メモが届きました
怒濤のブログ更新です。
群馬の愉快な二人組から2011モデルのスノーモトを取材したメモが届きました。下の動画に写っている覆面ライダーにインタビューした模様です。以下ほぼそのままコピペ。
では早速謎のライダーに群馬組が使用感を訪ねてみました。
まずは見た目ですが、スクートです。しかも板のカッコ悪い(笑)いや、スクートの存在があるからそう見てしまったのかもしれませんね。フロントボードなんてホームベースの角をとったような感じですよホントに。
あと直線的なデザインでカービングがホトンド無い。これで曲がれるんだろうか?ってかんじです。(ワックスかけてる時、「スクートじゃんこれッ」って叫びながらやってました)それで、ゲレンデに持ち込んだわけです。期待と不安入り交じりながら。 2台あったのでセッティングは微妙に変えてみました。フロントボードとリヤボードの間隔をギリギリまで近づけたヤツと、離したヤツ。
こんなんで変わるのかなーっと思ったんですが、乗ってみると違います。誰でもわかる変化がそこにあるんです。逆に言えば、それだけ影響しやすい場所であるってこと。映像見てもらうとわかるように、二人のライダーの好みのセッティングが同じだったため、同じモトでの滑りが撮影されています。(小回り感のあるクイックなセッティング=黄色フレーム) ちょっと、黄色セッティングの取り合いでした(笑) 。
ブラックフレームの方はスピード重視のセッティングで、コイツがまたすごい。ちょっとした深雪に入っていっても、(ここは新潟県の春スキーメッカな場所でしたので深雪が残っている)浮力がある。そして、プッシュするたびにボードが浮き上がり、フロントボードでキッカケを作って回れる。 以前にナローボードで深雪にはまり大前転したビデオがどこかで公開されていましたが、あんなようなコンディションを安全に滑ってしまうといった感じですね。
板の長さのことですが、私はスクートも乗ったことがありますがフロントボードとのバランスのせいでしょうか、スクートのような感じはなくナローボードに見られる前後対象の板によるカービング感(!?)わかります?? アレがあるんです。直線的なのに(笑) ホイホイ曲がっていって、止まってみると、「あれ、こんなに長かったんだよな」って感じ。
そして高速安定感と滑走性能については言うこと無しです。ストラクチャーの入った日本のメーカーの製造したボードですからね、期待していました。ナローボードもこの材質で作って欲しいくらい板の出来がいい。よくワックスが馴染んでそれでいてよく滑る。
そして、このゲレンデには滑走していってレストランの前を通り、だんだん緩斜面になり、速度低下してスケーティング合戦になるようなコースがあるんですが、それをいっきに行けちゃうくらい乗れる。
(要プッシュはお約束だが) 高速ライド時も、小さなギャップとくぼみで進路をさえぎられることがなくなったし、他人の残したシュプールがワダチになってフラつくなんてことが一切ない。予想通りといえばそうだけど、ここまで安定するなんて驚きだった。今回は借り物なのでエアーはやってないけど、シーズンになったらやってみるつもり。 ちょっと本気な滑りをしたい時には使いたいアイテムかな? 荷物に余裕のある時は両方ともゲレンデに持ち込みたいね。滑落系とかバカやりたい時にはナローボード使うけどね(笑)
群馬組が謎の試乗ライダーに聞いてみました、早く雪がふらないかと待ち遠しいです。
以上ですが、読みづれーな(笑)。でも使用感が凄く伝わってきました。購入予定の方はこれを読んでワクテカしてください。ボクはモンモンしてます。
公式サイトに情報が上がってましたが意外なほどあっさりでした(笑)
SAISPORTS Event & News: 「10/11Newスノーモト情報」PART1
(ずいぶん前に)行ってきました!スノーモトギャザリング at 奥只見丸山スキー場!ワンオフ デッキパッド&ガマン手袋レポもあるよ
恒例のずいぶん前にシリーズです(笑)。記憶をたどって書いているのであしからず。んで無茶苦茶長文です。写真はいつものように参加者の方の日記より沢山拝借させて頂きました(笑)
photo by かじゃぶさん
3月20、21、22日と2泊3日でスノーモトギャザリングに参加するために新潟県の奥只見丸山スキー場へ行ってきました。
普通に参加するつもりだったのですが、主催者の壱さんが都合により不参加ということで急遽幹事をやることになりました。さて、どうなることやら…。(他にも参加予定だった方が事故や都合で残念ながら不参加となる不穏なスタートとなりました。)
いざ奥只見丸山スキー場へ
奥只見丸山スキー場は、営業期間が11月下旬〜1月上旬、3月下旬〜5月中旬とまさに秘境にあるスキー場。営業期間中もスキー場までの道路が午後6時から翌朝の6時まで閉鎖となる陸の孤島です。(Googleマップ)
20日はオープン初日ということで駐車場の確保が困難という情報があり、ゲート前に午前5時くらいから並んで仮眠を取ることに。並んだのは20日宿泊組のボクと東京からゆうこりん、J’zさん、先生。
6時ゲートオープンが近づくと周りは結構な車の数。そしてピリピリした雰囲気に。こりゃスタート出遅れたら後ろの車からどやされるなと思ってたらボクの前に停めていた先生とゆうこりんはゲート開いても睡眠中(笑)。ボクの背後から鳴るクラクション…。
そんなこんなでトンネル続きの奥只見シルバーラインを抜けてスキー場の駐車場に辿り着きましたが、宿泊者は駐車場が確保されているというオチでした(笑)。気合い入れて並ぶ必要なかったな…。
時間帯は違いますがシルバーラインの入り口はこんなところ。(Photo by みぃちゃん)
1日目 関西からもモトダチが合流
少し遅れてなんと大阪からみぃちゃんといっちゃんが合流。凄く嬉しかったけど10時間以上?かかったみたい…凄過ぎる。
絶好のスノーモト日和
20日はお天気に恵まれて最高の1日となりました。
初日のメンバー、ボク、ゆうこりん、先生、J’zさん、いっちゃん&みぃちゃんで滑りました。
先生はカメラマン。なぜか座り込む一同。天気良くてのんびりしちゃいました。
1本目からコブを滑るというよく分からないスタートをかまし、ゆうこりんがかなりの長さを転倒したまま滑落(笑)。リフトのそばだったんですが、乗ってる人が滑落してるゆうこりんを見て悲鳴を上げてました(笑)。その時は撮影していませんでしたが滑落した跡がこちら。
分かり辛いですが下の動画のみんなのブレーキ具合を見れば結構な斜度があったのがわかります。
来年は日本にスキーが伝わって100周年
新潟県の上越市は日本におけるスキー発祥の地だそうです。みなさん知っていましたか?で、来年で100年を迎える今年はプレシーズンとして新潟県の各地でプレイベントが開催されているようです。ちなみに奥只見丸山スキー場は魚沼郡にあります。
この日もスキー場オープンと合わせてイベントが開催されていました。
上越にスキーを伝えたのはオーストリア将校レルヒ少佐という人。
マスコットになって現世に降臨!
へーと思いつつ現場を通り過ぎていったら、オープン初日ということでなんと先着100名に焼き肉ランチが振る舞われるという情報をキャッチ!時間的に見て下ってリフトに乗っていては間に合わないと判断しみんなでハイクアップ(笑)。
そのおかげでこんな豪華なランチを無料で頂くことが出来ました(笑)
魚沼牛に魚沼産の野菜、魚沼産コシヒカリのおにぎり。
これがすべてタダとは恐ろしい…。
椅子がないのになぜか中腰…。(Photo by J’zさん)
この日はオーストリアワインも飲み放題!(Photo by J’zさん)
こんな贅沢していいのかという優雅な一時を過ごすことが出来ました。天気はいいしご飯はおしいしい、仲間も一緒だし、もう最高!ありがとう奥只見、ありがとうレルヒ少佐!
じゃんけん王子は貫録の商品ゲット!
初日の夜は…
昼の食事が豪華過ぎたせいか夕飯が少し寂しく感じました(笑)。でも仲間との食事は楽しい。
明日が本番だからと言いながら結局寝たのは3時過ぎていたような…。伝説の「ムニャる」が誕生した夜でもありました(笑)。
この日試した新アイテム
今回は、試したアイテムが2つほどありました。1つ目はSAGEさんから頂いたワンオフのオリジナルデッキパッド。
このデッキパッドの製作者はSAGEさんではなく他のスクートライダーとのこと。そんな話をしていたらいっちゃんとみぃちゃんのスクートにも同じ方が制作されたデッキパッドが!
このデッキパッドはプリントでは無く色毎にパーツを組み合わせて作ってあります。完全手作業と伺いましたがまさに職人技ですね。
元々スクート用に制作されたものと聞いていましたがピッタリモトサイズでした。取り付けもワッシャーが入るサイズに穴が開いていたので簡単につけることが出来ました。粘着力も十分かな。ただ、ステップに繋がるフレームの付け根の辺りでデッキパッドが余ってしまうのでカットしようかと考えましたが自信がなかったのでそのままにしました。取り付けはスクートの方がスマートでいいですね。
使用感ですが、メーカー標準のデッキパッドより厚みがある分、ステップがサイドのフレームとフラットになり個人的には乗りやすかったです。堅さの違う2層構造になっているのが良かったのか堅過ぎず柔らか過ぎず、違和感なく快適に乗ることが出来ました。素材の特性か足が滑るといことも個人的にはなかったです。
ステップ部分の穴を完全に塞いでしまうので雪詰まりを心配しましたが、特に気にならなかったですね。逆にステップに雪が固まらず落としやすかったです。汚れも心配しましたが最後まで奇麗なままでした。よほど泥が露出しない限りそういう心配はしなくてもよさそうです。総合的にとても良い製品で簡単に個性が出せるアイテムだと思いました。かなりオススメです。(値段がわかりませんが、本格的に販売が始まったらご紹介しますね。)
もうひとつは、ひょんなことから手に入った正式名称ヒーロプロダクツ スノースクートグローブ、通称ガマン手袋です(ボクが呼んでるだけ?)。
サイズはLサイズ(イエロー)を着用。デザインは好きな方。手のひらはフェイクレザーなのでグリップがいいです。各部で違う素材を使っていて凄くこだわったているのがわかります。
立体裁断されているようですがはめてみるとちょっと突っ張る感じ。けど2、3本滑っていたら特に問題はありませんでした。全体に厚みが結構ありますが手のひらの部分が柔らかいせいかハンドルを握っていても厚過ぎると感じることは無かったです(ボクのグリップは太めです)。
春先には流石に少し蒸れますね。けど暑過ぎてダメって程でもありません(元々汗かきではないです)。4月に入っても使えるかは分かりませんがどっちかというとハイシーズン向きかな?
気になる点は2つ。操作性を優先させたせいか手首の部分が短いので雪が入りやすいかも。ボクは指に掛けるインナーをしてるので特に気になりませんが。
もう1点は恐らくサイズのせいだと思いますが、ハンドルを握った時に手の平部分の素材がよれて(しわになって)フィット感が悪くなったこと。長時間握っているとよれた部分の生地のせいで手の平が痛くなってきました。多分、Mサイズならば生地がよれることは無かったかも。普段してるグローブよりワンサイズ小さめでも問題ないかもしれません。あと何となくですがフェイクレザーの部分は使い込むほど生地が少し伸びるような気が。ブカつくような感じといえば分かるかな?手の平の縫い目はそれを防止するためなのかな?
全体的には好感触でした。スノーバイク専用に作られているのがよく分かります。マイナスポイントはあくまで個人的な意見ですので。来シーズンはさらなる改良を重ねてもっともっと良い製品にしていってほしいと思います。応援しています!
2日目はメンバー大集合!しかしお天気は…
2日目は初日のメンバー全員+この日からの宿泊組、日帰り組で大所帯となりました。(事情により参加出来ない方も結構いらしたので次回は是非!)
段取りが上手くいかず開会式に全メンバーを揃えることが出来ませんでした…ごめんなさい。
今回は大学生の2人も参加!嬉しいなー。
(Photo by ハトリさん)
この日は心配していた通りあいにくの雨。雨だけならまだいいのですが黄色いアイツがやってきました。
と、思ってたら黄色い雨が真っ白い雪に変わって最後には物凄い吹雪に(笑)。メンバーのテンションは最高潮に達したようです。
楽しそうですが風も結構強かったです(Photo by みぃちゃん)
関西からサプライズゲスト
なんと、みぃちゃん&いっちゃん以外にゆみちゃんまで関西から参戦するというサプライズが。2日目のメンバー全員が騙されました。嬉しかった反面、そのおかげで?ボクの失言が飛び出し夜の宴会で随分責められるはめになりましたが…。
このままでは悔しいので今度は全員で3日目のメンバーを騙すことになりました(笑)。
2日目の夜はメインイベント?
恒例となった夜のメインイベント(笑)。大所帯になったので前日とはまた違った雰囲気に。熱い話から下らない話まで、話題は尽きることなくこの日も遅くまで盛り上がりました。普段スキー場で会ってもあまり話さない人がいると思いますが、こういう機会があると凄く仲良くなれますよね。イベントを企画してくれた壱さんに感謝です。
3日目は最高のコンディション!
朝方まで降り続いた雪のおかげで、奇跡のようなコンディションでした。みんなテンション上がりまくりです(笑)。林の中を滑りながら「ホゥ!ホゥ!」って言ってました(笑)
肝心のボクはと言いますと、実は前日にリアボードを折ったことが結構尾を引いてテンション低め…。途中、大丈夫?って言われる始末(笑)。しかし、撮影を始めた辺りからテンションアップ!もんちゃんのカタパルト発射を見た辺りで完全回復しました。もんちゃんありがとう(笑)。
ケロった(複数でフォーメーションを組んで滑走)動画が少しあるのでご覧下さい。
個人的にはこの日が一番面白かったです。雪質が良過ぎたせいもあると思いますが、動画撮影が楽しかった。腹抱えて笑えるシーンも凄く多かったし。近いうちに蒲田行進曲の階段落ちを越えるシーンをお見せ出来るかもしれません(笑)
動画とか写真とか
いい経験になりました
2泊3日のスノーモトイベントでしたが、幹事をやったことで分かったことも色々ありました。壱さんをはじめイベントを開催してくださる皆さんに本当に感謝です。
今回はイベント直前にけが人が出たり、都合で不参加になったり、大事には至りませんでしたが当日負傷者が出たりもしました。残念でしたが次の機会があれば是非是非リベンジしましょう!もちろん安全に、そしてちょっとだけ無茶してね(笑)。
メンバーが変われば遊び方もそれぞれ。非常にバラエティに富んだ3日間でしたね。シーズン終盤にこんな楽しい時間が過ごせるとは思ってもいませんでした。
今シーズンは本当に充実してたなー。滑走日数こそ少なかったけどここ数年で一番だったかも。モトダチも増えたし、スノースクートの人たちとも交流出来た。
来シーズンにやりたいこともいっぱい見つかったし今から非常に楽しみです。
ちょっと反省点
初心者の方がいらしたので担当させてもらったんですが、ボクがコース&地形を把握しておらず、さらに悪天候も重なって上手く教えることが出来ませんでした。もし機会があったらリベンジしますので懲りずに声かけてくださいね!
これでシーズン終了と思ってたけど、新しいトリック(地味なヤツですよ)を完全にマスター出来てないのが名残惜しいのでもう一戦あるかも?
過去最高の長いエントリでした。お疲れさまでした(笑)。