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行ってきました!野沢温泉スキー場

先日、mixiのスノーモト愛好家東日本コミュニティの副管理人であるかじゃぶさんの企画のイベントで長野県にある野沢温泉スキー場へ行ってきました。

今回は、スノーモトの普及に努めている人たちへの慰安ということで、僭越ながらボクもお誘いを受けましたので思いっきり羽を伸ばして参りました。

photo by かじゃぶ


時系列に沿わない書き方になりますので読み難いかと思いますが、今回のイベントで得たものが沢山あったので思うままに書きたいと思います。


野沢温泉スキー場の圧倒的な雪量と景色に感動

流石は日本が誇るスキー場と言ったところでしょうか。圧倒的な雪量と質、そして360度のパノラマビューがボク達を迎えてくれました。リフトやゴンドラで山頂に上がる間、歓喜の声が上がっていましたよ。

ボク自身も過去に見た事がないほどの雪の量でした。滞在中降り続き、最終日には1m20cm以上は積もったと思います。雪質も良く、麓でも踏みしめると「ギュッギュッ」というあの音がしました。

昨年より雪は多かったです。そして寒かった…。

 

この埋まり方。Photo by hattori

 

気の置けない仲間達との再会

出不精なのでなかなか冬以外に合う事が少ないですが、そこはモトダチ(スノーモトを介して知りあった人たち)、すぐに打ち解けあって馬鹿話で盛り上がります(笑)。

集まったメンバーの技量は高く、色んな人からテクニックを学ばさせてもらいました。雪の良さも相まってスキルアップするには本当によいイベントでした。

行列が出来ています。 photo by hattori


圧巻です。 photo by hattori


主催のかじゃぶさんとゆうこりん


夕食も美味しかった。 photo by hattori


いつもならば、お馬鹿な写真を掲載して終わるところですがちょっと真面目なお話を。この3日間があまりにも衝撃的過ぎて書かずにはいられません。(なんか暗い話?になってしまったのでテンション下げたくない方が読まないほうがいいです(笑)。)


もっと楽しむために…中級者からの脱却

こういうサイトをやったり6シーズンほどスノーモトをやっていることもあって自然と上級者に分けられていたわけですが、自分では中級者からの脱却が出来ない事に少々悩んでおりました。悩んでいたと言うと大げさですね…頭の片隅に常にあったと言ったほうがいいかな。

楽しく滑れればそんなことはどうでもいい事なんですが、長く滑っていると楽しく滑るためには上手くならないと楽しめない事が多々あるわけです。

例えば、圧雪された整地面でのカービング。スノーモトに乗っていれば自然と出来るようになるスキルでそんなに難しい事ではありません。ボクの中ではこれは中級者のレベル。
ならば、同じ斜面での大回りのカービングはどうか?自分の中で何度も修正をしてきましたがターンが持続しません。これが出来たらもっと楽しいはず。

他には、整地された急斜面ならば滑れても、少し雪面が荒れただけではね飛ばされたり物凄く疲れて楽しいという感覚はあまりありませんでした。疲れずに滑れたらもっと楽しめるはず。

なのになぜスノーモトを続けてこれたかというと、一緒に滑る仲間がいたから(笑)。楽しさが滑りに対する疑問を覆い隠してくれて、みんなでワイワイ滑るだけで満足でした。そんな感覚のまま、ここ2シーズンほど過ごしてきました。


初心に立ち返る

そんな疑問を頭の片隅に抱えたまま野沢温泉スキー場を訪れたわけですが、今回試そうと思っていた事がありました。今シーズン新たに登場したワイドボードです。

取りあえず既にワイドボードを装着している人に借りて乗ってみましたが…全然乗れません…乗れる気が全くしません。

ここで、最近Twitterでみたツイートを思い出しました。

「ワイドボードが操れないのは荷重がちゃんと出来ていないから」

ってことはボクはナローボード(従来の前後対象の幅の狭いボード)にも乗れてない事になるなと。

なんかピンと来るものがありました。


他人の滑りを真似てみる

前々から、切り返しの早いターンやクイックな動きをやってみたかったのですが思い通りに出来ませんでした。

思い出されるのは昨年の八方で見たかじゃぶさんのショートターン。さらに遡るとKさんのショートターン、しゃがんだ状態でも繰り出していました。

そして当日、mixiのスノーモト愛好家東日本コミュニティの管理人である壱さんが一瞬やったモトを素早く振る動き。(エバサマ3でオオスミさんもやっていたような…)

それとは違うと思いますが、フロントとリアを8の字に回すようなイメージで振ってみたら何となく出来ました。なんて言えばいいんでしょうか、準備体操みたいな感じ?この辺でなんか新しい感覚を掴んできました。

その後、狭くて長い林間コースを定番のステップに座り込むようなスタイルでみんなで滑りました。いつもならカーブにさしかかるとフロントボードを切ったり体を無理やり倒し込んだりしていたんですが、今回は何となくフロントボードを真っ直ぐにしたまま曲がろうと思って自然と片足だけに力が入りました。

すると無理をせずにコーナーを曲がれたんです。反対側の足には全く体重を乗せていませんでした。


荷重のバランス

100%文系の頭で間違いを恐れずに書きます。

今まで自分がやっていた荷重をかける方法を思い出すと、体をターンする方向に傾けているという感じでした。これも間違いではないと思いますが外足にも若干荷重が残っていたはずです。スライドターンをする場合はそれでも問題ないと思いますが、カービングの際にはそれでは不十分でした。

今まで自分が考えていたカービングというのはターンする側にハンドルを倒し込むようなイメージで滑っていました。もちろん内足荷重も意識していましたが、どちらかというとハンドルの方に気を取られていたような気がします。

以前、たぶんカトウさんがどこかで書かれていたと記憶していますが、ターンの荷重バランスは10:0であると。7:3でもなく8:2でもなくどちらかに一方だけに体重がかかるって事だと理解しています。

そのことを意識してゆるい斜面でターンをせずに直進で「右足、左足、右足、左足…」と極端に荷重をかけてみました。ハンドルもそれに合わせて傾けます(切らずに傾けるだけです)。それを段々強くして体を入れていくと左右の振り幅が大きくなっていきカービングターンの形になっていきました。

この時点でもう一つ気になっていた事を感じることが出来ました。球体をイメージしたターンです。これは確かアンソニさんが言っていたと記憶しています。

上手く表現出来ませんが、左右のターンの切り返しの段差を感じないというかふわふわした感覚になりました。まさしく球になった感じ。ボクの勘違いでなけでば以前からやりたかった事が出来た瞬間だったと思います。

滑走2日目、終了間際の事でした。


すぐに応用が出来た

最終日。この感覚を得てから、スノーモトが自分の体の一部になったように感じました。粗削りではありますが体が意図したように素早く反応します。そのせいか、縦の動きにも下半身がついてくるようになりました。

先ほど例に出した少し凸凹のある斜面での滑り方。今までなら凸凹を足で押さえつけて乗り越えていたせいで物凄く疲れていました。

しかし、今は凸凹を膝の屈伸(荷重を抜くような感じ?)で吸収出来るようになったので車体が跳ねる感じがより少なく感じました。その分スピードが増したように思いますが、モトが安定しているので以前ほど恐くはありません。

下半身が縦の動きをしているのでもちろん疲れますが、以前のような疲れ方はしなくなりました。


辛い斜面が楽しくなる

今までは恐怖心を抑えて滑っていた斜面も、コツを覚えたので滑りこなそうという気持ちに変わりました。もちろん疲れはしますが楽しみの方が段々大きくなってきました。

多分、滑りが安定してくればもっと楽しくなると思います。上達すれば楽しいポイントまでの繋ぎとしか思ってなかったコースも楽しく滑れるようになりそうです。


テンション上がってきた!

みんなでラス1と決めて滑った1本のあと…追加注文しました(笑)。結果は…今シーズン1の滑りが出来た?!

今考えると明らかに技量を越えた滑り方をしていましたので少し危険だった気がしますがその時のテンション、掴んだばかりの感覚が可能にしたんだと思います。


他人に教えるという事

色々書いてきましたが、ボクは人にスノーモトの滑り方を教える時、全てを理解している必要は無いと考えています。止まり方しか知らなくても、止まり方なら教える事が出来ます。止まり方を教えられる人です。

ボクは初心者の方に教える事をしてきましたが、今回の事で今までと教え方が変わってしまうくらいたくさんの事(対応出来るパターンというのかな)を得ました。そして上級者を目指す中級者の人にも教える方法を得る事が出来たと思っています。


1人じゃ出来なかった

1人で滑っていたらここまでやってなかったでしょう。一緒に滑った仲間(技術的な情報をネットで公開してくれた人たちも)がいたから楽しみの中で成果が出たんだと思います。思い出すとボクのステップアップはこういう大人数で滑るイベントと共にありました。

今回のイベントを企画してくれたかじゃぶさんには足を向けて寝られません(笑)。かじゃさん、段取りから当日の仕切りまで本当にありがとうございました!


長々と書きましたが

何が言いたかったかというと、滑走する仲間がたくさん出来ると良い事があるよってことです(笑)

今シーズン、スノーバイク関連のイベントはまだ沢山あります。参加しようか迷っている人は勇気を出して参加してみましょう、きっと新しい世界が開けますよ。ボクは今回のイベントで一皮どころか二皮くらい剥けました(笑)。

この時の経験を多くのスノーモトライダーに伝える事が出来たらなと思います。


追伸…ワイドボートに乗り換えようと思いましたが、もうしばらくナローボードに乗ろうと思います。


今回お世話になった人・物・所などなど

スノーモト愛好家東日本(mixi)

野沢温泉スキー場…行くなら数日は滞在したい素晴らしいスキー場です。スノーバイクへの対応も親切で嬉しかったです。

野沢温泉ホテル…物凄くお世話になりました。完璧な除雪に感動しましたよ。「スノーモトを野沢で流行らせてください」という嬉しいお言葉も頂きました。

カトウヤスヒロさん…ボクがあこがれるスクートの人。(Twitter)

アンソニさん(Twitter)…スノースクートアンダーグラウンドの管理人さん。

RSビートルさんのフットバー…不整地を滑るのに随分助けられました。お勧めのパーツです。

スノーモトA28EVOLUTION…今回乗ったマシン。軽くてお勧めです。


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最近読んだ気になる記事

最近読んだ気になる記事をまとめてみました。紹介したい記事がもっとあったのですが…。


スノーモトのレンタル情報

スノーモトFANのレンタル情報ページも更新しています。しかしSAIのブログのSEOはなんとかならんのかな?記事貼るにも一苦労ですよ…。


スノーモト

バイクなど二輪に乗る方は分かると思いますが専門用語が結構出てきます。


スノースクート


イベントレポート


スキー場経営


ゲレンデ情報


損害保険


積雪情報


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2011モデルのリフターキットは大幅デザイン変更されてました

既に2011モデルのスノーモトが届いている人は確認済みだと思いますが、知らない人もいらっしゃると思うのでご紹介します。

>>新型(’11)A28考察~組立~ Tokyo SnowMoto Life~トウキョウ スノーモト ライフ~

昨シーズンまでのシンプルなリフターキットから大幅なデザインの変更が行われています。恐らくボードの破損防止が最大の目的だと思います。

個人的にはこういうキットなしにボードの強化が出来ればいいのですが、現時点で考えられる対策ではベストなんでしょうね。

ボクは今シーズン通してワイドボードに乗る予定なので乗り味がどう変わるのか検証してみたいと思います。

組立で分からない事があれば購入したショップさんなどに遠慮なく聞きましょう。適当に組み立てて後で泣かないためにも(笑)。

製品の品質などで気になるところなどもどんどんメーカーにフィードバックしましょう。


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北海道のスノーモト情報は HOKKAIDO SNOWMOTO FREAKS を見ろ!

管理人が自信を持ってお勧めする北海道のスノーモト情報が集約された掲示板です。

>>北海道スノーモトフリークス

 

管理人さんが精力的に更新されていますので旬な情報が満載です。北海道でスノーモトを始めたい人には是非見て頂きたいと思います。

オフシーズンも、FMX(フリースタイル・モトクロス)やバイク、海関係の話題など年中エクストリームな話が満載ですよ。

北海道の皆さんには是非利用して頂いて北海道のスノーモトを盛り上げて欲しいなー。

北海道スノーモトフリークスのように地域に特化したスノーバイクなサイトや掲示板があったらご連絡頂けると助かります。無いなら俺がやってやるよ!っていう方がいらしたらスノーモトFANがお手伝いしますよ(笑)!


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スノーモト入荷中!でもA28EVO WIDEはもうちょっと待ってね

各ショップのブログで今期のスノーモトの入荷情報がアップされてます。残念ながら?今シーズンはメーカー販売分が完売しているようでショップ側の在庫が余り無いみたいですね。

特にS28が少ないのかな?購入を考えている人は急いだ方がいいみたいです。A28EVO WIDEは12月に入ってからかな?


ちなみにボクは2010のEVOに2011のワイドボードキットを組んで滑る予定です。あー楽しみ。


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ゴンドラに乗る際ボードカバーを着けろと言われたらこの方法で行きましょう

ゴンドラのあるスキー場で、フロントボードの先端(正確にはフロントボードのリア側)にボードカバーを掛けろと言われる事がありますよね。

今までのスノーモトではフロントフォークより後ろ側もそれなりにボードの長さがあったので大変な事ではありませんでしたが、スノースクートのボードに似た形状のワイドボードは今までと同じようにはいきません。

ワイドボードはフロントフォークより後ろ側がスノースクートのように短くカバーをかけるには長さが足りなさ過ぎるからです。

そうなると、フロントボードの先端にカバーを掛ける事になるのですが、スノーモトを担いだ時にはフロントボードの先端は地面の方を向いてしまう(というか向けないと危険だし疲れる)のでカバーを掛けてもすぐに落ちてしまいます。(うー文章じゃ分かり辛いですね…。)

以下のリンクにある動画でその解決方法が載っています。スノーモトにも十分応用出来る方法ですので、ワイドボード購入予定の方は是非参考にして頂きたいです。

>>国際ゴンドラ新ルール | 走れば治る

この方法ならセットに少々時間がかかりますがカバーがずり落ちる事も無いですね。素晴らしいアイデアです。


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オリジナルカラーでスノーモトをドレスアップ

既にシーズンインされた方もいらっしゃると思いますが、スノーモトをオリジナルカラーで塗っちゃったぜという記事。

画像を見るとわかりますが明らかに下記リンクのSAIの方が縦横比がおかしいです。
前も同じような事あったけどずっと気がついてないのかな?こっちの画像の方が正しい比率です。


>>SAISPORTS Event & News: まもなくこの季節(なんともタイトルのつけ方が下手くそですね(笑)。)


この塗装方法は通常の板金塗装と違って、アルマイトという方法で色をつけているそうで、耐食性、耐候性、耐汚染性が高い処理と思っていいのかな?アルマイト処理をやってくれるショップもありますのでもし興味があればご紹介しますよ。またウチでやってるよというショップさんがありましたらご連絡ください。


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スノースクートでホワイトピア高鷲初滑りアクションカム映像

TOOLATEさんのブログでホワイトピア高鷲をスノースクートで滑走した動画がアップされてます。

>>スノースクート カタログ SNOWSCOOT 2011 カタログ発送中。NKS スノースクートボルトも入荷なうっ

今シーズン初滑りだそうですが、映像見てるとこちらも初滑り気分を味わえ…ましたよボクは。

YouTube Preview Image

動画は、GoProというカメラを使って撮影されたようです。

>>GoPro HD Motorsports HERO / 高画質オンボードカメラ / 日本正規輸入・販売元[ MOTO禅 ]

下の方にスノーボードでのサンプルがありますが出てる2人が面白いです。自分撮りが凄く新鮮でした。工夫すれば色んな撮り方が出来るんですね。

「痛い」を「Powerful」て訳してあるのがなんかツボ(笑)


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ヤフオクに珍しいスノーモトが出品されています

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説明文だけではわかり辛いと思うので取り上げました。オークションのページでは詳細がわかりませんので、ノースポイントのオリジナルフレームのページをご覧ください。

上記のリンクを見るとわかりますが、かなりカスタムされたモデルになっています。興味のある方は是非。

もしかしたら以前見かけたスノーモトかもしれないな。


出品モデル情報を追記しました。

ベース:恐らく2008 A28(アルミフレーム)
ボード:キャップボード(ウッドコア)
ヘッドセット:S28と同じくベアリングと別になるヤツ(非一体型)


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ネットぶらぶらしてスノーモトのブログとか掘り出してきましたよ

mixiの隆盛で?なかなか新しいスノーモトの記事を(ググって1、2ページで)見かけませんが、頑張って探せばありますね。ここ1、2年に書かれた記事を幾つかご紹介します。(すでにブログでご紹介したサイトは外しました)

楽しカッター(強そうな変換に…)という記事も多いのですが、滑れなカッターという記事もあります。そういう方は当たり前ですが正しい乗り方が出来てない人でしたね、荷重が外荷重だったり。そしてなんとなくスノーバイク駄目じゃんという評価だけが残ると。(書かれた方を批判しているわけではありませんので誤解の無いように)

先日もオークションで1回乗って売りに出されているスノーモトがありましたけど、そういうものを見ると上記の事も合わせてまだまだ滑る環境が整っていないなと実感しました。なんとかしたいものですが、そうそうなんとかなるもんじゃないし。こういうのはコツコツやるしかないですね。

幸い?今はネットが普及しまくっているので、ここ数年でスノーモト(スノーバイク)を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。ネットの力で仕方なく1人で滑っている人を減らす事が出来るんじゃないかと思って現在思案中です。

いろいろ参考になると思うので是非読んで頂きたいです。

これを読み終えたボクの感想は…結局

あー、滑りてー!!!

です(笑)。(皆さんも同じ?)


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