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スノーモトで怪我をしない乗り方を体得するにはどうすればいいのか考えてみた

またもやつまんないエントリになります。

ここ数シーズン、ボクの周りでは骨折のような大怪我をする人が多かったので前から考えていたことをまとめてみました。

 

自分はどうだったかなーと思い出してみる

ボクがスノーモトを始めたのは恐らく9シーズン前かな?当時はスノースクートの存在すら知りませんでしたしネットでの情報も少なかった(調べるという発想もなかった?)のでほぼ自力で乗り方や基本的なトリックを覚えました。

ボードはGRCというプラスチックみたいな素材で、ソールの断面は中央が凹んだアーチ状になっていてグランド360すらもハードトリックに感じるようなクオリティでした。

スキルの習得スピードはとてつもなく遅く、転びまくって終わるようなシーズンをしばらく繰り返しました。

 

多くの失敗で会得した他人より高いスキルがある

ボクのように1人で滑り方を模索していると、あるスキルを会得出来ます。それは

 

危険回避能力

 

です。要は転倒に関係するスキルですね。転び方といってもいいかな。

単純にスノーモトの経験を積んだとも言えるのですが、指導を受けられる環境からスタートした人とは内訳が異なります。

 

転倒を繰り返すと対処出来るパターンが増える

ボクはステップアップが遅かったので初級・中級コースでかなりの時間を費やしました。上級コースを滑るようになったのは少なくとも3〜4シーズン経ってからだったと思います。

初中級ゲレンデを長く滑ると、当然ですが初中級ゲレンデで転ぶ回数も多くなります。ですがゲレンデ難易度が低いので転んだ時のダメージはそれ程ありません。ここ凄く大事なところ。

ゲレンデの状態はシーズンはもちろん、1日の内で大きく変化します。滑り方も変わりますし転倒時の状況も様々です。

より多くのシチュエーションで転倒回数を重ねられ、しかもダメージがさほど無い。初中級コースを繰り返し滑ることは危険回避の経験を積むにはうってつけだと思います。

 

そして転ばないようになる

転倒がゼロになることは絶対にありませんが、経験を重ねることで以前なら転んでしまうような場面でもフロントボードの操作、地面を足で蹴る、腰を落とし膝を使うなど様々なテクニックで回避出来るようになります。

特にフロントボードを使っての転倒回避回数は格段に増えると思います。

 

ではどういう状況がまずいのか?

滑走テクニックであれば1度の滑走で大きく経験値が上がることはありますが、転倒に対するスキルはなかなか上がるものではありません。

ボクが初心者を教える機会が増えてきた頃から感じていることがあります。

 

習得スピードが早すぎる

 

滑走技術の習得スピードが早いのはとてもいいことですが、滑走経験値>転倒経験値となりバランスが悪くなってしまうんです。

転倒経験値を積まないまま上級コースを滑るとどうなるか。簡単に想像出来ると思いますが、初中級コースに比べて転倒時のダメージが段違いに上がります。斜度がきつくなり地形の変化が大きく滑走スピードも上がる為ですね。

 

教える側にも問題がある

これは自分への戒めでもあるのですが、指導した人が上手くなるのは指導者冥利に尽きるというか本当に嬉しくてもっともっと教えたくなります。気がつけば1日で中級コースを滑らせてるなんてよくある事だと思います。

その時、1日を振り返って見てください。その人何回転びましたか?ボクの経験上、初心者講習くらいで転ぶ人は本当に少ないです。

あなたの周りにもいませんか?浅いスノーモト歴で上級者コースに入って骨折した人。

 

初心者を適切にステップアップさせ且つ飽きさせないようにするには

これは非常にむずかしことですが、ボクは初級ゲレンデでグランドトリックをやってもらうようにしています。フロントボードのコントロールの為にグランド360、スノーモトとの一体感を高める為にマニュアル&バニーホップなど。

シンプルなトリックも初心者にしてみれば楽しい練習だし、教える側は基本を見直す貴重な機会でもあります。(こういう練習が苦手な人もいますし誰にでも当てはまることではないです。)

グラトリの練習は初心者の内から始めるのは重要だと感じています。特にグランド360は荷重やエッジのコントロールなど様々な要素が詰まっている素晴らしい教材です。これだけは全ての人にスノーモト1日目からやって欲しいですね。(既に出来ている人は必ず反対周りもやってください)

 

怪我をせずに安全に転倒経験値を積むには

前述の上達したと思っても安易に難しいコースへ行かない、行かせないことに加え、安全対策をすること。

ボクはヘルメット、ニーシンガード、ケツパッド、上半身のクッションプロテクターをなるべく装着しています。特にヘルメットはかなり安心感を生みますし実際に怪我から守ってもらった回数も多いです。

 

乗りやす過ぎるスノーモトにしない

これは賛否あると思いますが、快適過ぎる乗り物はミスをする回数も減ってしまうので初心者の内から乗りやすさを追求するカスタマイズはしない方がいいとボクは考えています。理由は上記で述べましたがすぐに上級コースに行けてしまうからです。(ボードのメンテナンスはまた別の話なのでこちらはしっかり滑るようにしておきましょう)

メーカー純正セッティングでも基本的には問題ありませんというか問題が無いように設計されています。ノーマルスノーモトの特性をよく理解してからカスタマイズする方が滑りに反映される効果は何倍もあると思います。

 

滑りの方向性に違いはあれど

アルペンにフリースタイル、嗜好や得意不得意はあると思いますが、危険回避能力に関してはどんなに身に付けてもデメリットは無いと思うので、初心者を指導する機会がある人はこのエントリのことを心の片隅に置いてもらえればと思います。

ただ慎重になり過ぎるとボクみたいに10年近く滑っても7m以上のキッカーを飛べない人間が出来上がります。行く時は覚悟決めてドーンと行きましょう(笑)

 

参考記事

スクートの滑走による怪我の発生要因 : SONO SNOWSCOOT COMPETITION


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SNOWMOTO Not Found

3月7日にスクーターズクロス、8日にスノートレイルジャムに参加してきたのですが、共にスノーモトでの参加者はボクだけでした。

楽しい2日間でしたが、帰り道を一人で運転してると何とも言えない寂しい感情が湧き上がってきて色々考えてしまいました。(友達がいないからとか言わない)

以下はただ思ったことを書きなぐっているだけです。不快になる人もいると思うので読まない方がいいです、落ちます。

 

スノーバイクにおけるスノーモトのシェア

各メーカーが販売台数を公表していないのでわからないけど目安となる数字はある。

  • スノースクートは2016シーズンでで20周年
  • スノーモトは2014シーズンで10周年

その差は8年、もっと差があると思ってた。けれどゲレンデで見かける割合はだいぶ違う感じ。8:1でスノーモトが1という印象。

 

意識高い系スノーモトの人はいた(いる?)

最近よく聞く言葉だけどここでは尊敬の意味を込めてる。これまでスノーモトでクロスレースなどに参加している人はいたが気がつけばスクートに転向してるかスノーモトにメインで乗らなくなってる。

今回参加した2つのイベントではたまたまスノーモトは1人だけだったけど、以前は少ないながらも競技志向のスノーモトの人たちがいたのを思い出した。

今、意識高いスノーモトの人たちはどこにいる?

 

高性能なボードってなんだろう

毎シーズン登場するスノーモトのボード。EDGEなんか競技向きだと思うけどその性能を発揮した事あったっけ?競技で活躍する姿をみてみたい。

 

JykKスノースクートサポートライダー

スクートにはサポートライダーと呼ばれる人たちが日本各地に上手い具合に散らばっている。面白いことにエリア毎に滑りのスタイルがあり、ボードやセッティングの嗜好の違いがあり、滑りに対する考え方の違いがある。

そういう意見を交わす機会があり、時には対立することもある。これはスクート文化と呼べるんじゃないかな。色んなことがスノーモト乗りからすると素直に羨ましい。

同じスノーバイクなんだから分けて考えることないという意見もあるがスノーモトとスノースクートの間には大きな違いがあるように思う。そういうことは肩を並べてからじゃないかな。同じ考えに立つとスノーモトはスノースクートに取り込まれる気がする。

 

全体のレベル

スノースクートにはサポートライダーを中心としたコミュニティのようなものが形成されていて、一般ライダーのレベルもかなり高い。MTBやBMXをやらないような人でもスノースクートの技術が高い人が多い。映像の中の話では無く実際に見て感じた話。

スノーモトにもサポートライダーがいる。KOZOこと藤井康平くんだ。メーカーにも金子真吾さんがいる。2人ともとても高いレベルにいる。なのに一般のスノーモトライダーで「この人」と呼べる人が思いつかない。というか「この人」では少なすぎる。この人たち、このグループだな。提坂隆さんが思い出されるが一般のライダーというカテゴリからは外れるように思う。辛うじて「群馬組」がそれにあたるか。

簡単な例で言うと、メーカーやサポートライダー以外にハードトリックが出来るようなフリースタイラーを見たことがない。やれば出来るんだろうけどなぜいない?単純にやれる人間がいないという理由だろうか?

純粋なスノーモト乗りでハードトリック出来るよって人はYoutubeでいいから動画とかあげて欲しい。

 

レーサー寄り

最近のスノーモトを見てるとデザインがレース仕様みたいな印象を受ける。ボクは自転車もバイクも乗らないから単純にイメージだけど。でもスノーバイクのレースではその姿をあまりみない。

ボクは自分の腕を試したいとあまり思わないけど、他の人たちもみんなそうなんだろうか。

 

2009-2010は勢いがあった

はっきりとは覚えてないけど当時はスノースクートのシェアに追いつけるんじゃないかと思えるほどメーカーにもユーザーにも勢いがあった気がする。

SNSなどでスノーモトユーザーが急激に拡大したのもこの辺りかな?

この時期にサポートライダーが誕生してたら状況は変わっていたかも。育てることも出来た。

 

意識高いスノーモトの人がスクートに転向する理由

なんでだろう?

スノーモトで頑張る

上手いスクートの人たちと仲良くなる

スクートで練習した方が教える方も教わる方も効率が良い

みたいな?

 

ストラップ

スノーモトのシートブームを上手く使えばいいけど動作が1つ増える分、難易度は上がる気がする。なので自分のスノーモトにもストラップは標準装備したい。古いフレームにはつけられないけど。

バニーホップも引き上げが楽に出来ると随分違う。不整地でもパウダーでもあるデメリットは無いように思う。

 

このサイトをはじめた理由

スノーモトがなくなると思ったから。勝手な理由だな(笑)

2シーズン目だったろうか。あるスキー場でスノーモトに乗ってる人を見かけた。見るからに滑れてない。思いきって声をかけたら「買ってはみたが止まり方が分からないから今日で止めようと思ってる」と言われた。衝撃を受けた、そんな理由でやめる人がいるんだと。オークションにも結構出品されていた記憶がある。

初心者を救済するための情報が必要だなと感じた。SNSではないオープンな情報が。あとは乗っている人は沢山いるんですよーというアピールか。自分しかやっていないんじゃないかという漠然とした不安があったな。

オーナーズミーティングもそういう役割を果たしていたのかも。メーカーもボクもやめたけど。

 

スノーモトのイメージ

イベントやレースにスノーモトで1人で参加した人は感じたことがあるかもしれないけど、失敗すると他の(どこの?)スノーモトライダーに申し訳なく思う。参加したのがボクですみませんって。

 

スノーモトに乗る理由

「椅子」、今はそれだけかな。腰痛と疲労回復の為。長く遊びたい。

 

スノーモトに固執する理由

書いてて思い出した。上の理由が本当の理由じゃない。

KOZOや金子さんみたいに特別才能がある人だけがスノーモトを乗りこなせるんじゃないということを証明したかったんだった。

平凡な人間でもコツコツやればここまでやれるんだよと。ギアの違いなんか関係ないということを。

 

どうしてこうなった

なんでこうなったんだろう。10年後にはスノーモトの凄い一般ライダーがゴロゴロしてて、レースでも上位に食い込んで、キッカーで華麗なトリックをみせてると思ってた。

何が足りなくて、何が間違っていたんだろう?いや間違いとか正解とかそんな話じゃないのか?

飛び抜けたレーサーもフリースタイラーもいない今が正解なのか?自分が楽しかったらそれでいいというのはその通りだと思う。

スノーモトでそういう事をしたくないのか、スノーモトはそういう事をする乗り物じゃないのか。

 

GRCボードの思い出

2シーズンほどGRCボードに乗ってウッドコアボードに変えた時、なんて無駄な時間を過ごしたんだと嘆いたことを思い出した。あんなに苦労したG360が目茶苦茶簡単に回れる。

実際には無駄じゃなかったんだけど。細かいボードコントロールはGRCボードで鍛えられたし。でも道具の重要性も同時に感じた。

 

スラローム

クロスは次回の参加を真剣に迷うけどスラロームなら参加しやすいかな。デュアルなら競技性も増すし見てる方も盛り上がる。自分の技量も計れるし参加者も増えそう。ただ競技に時間がかかるな。

 

なんだかんだ書いたけど

もうちょっと頑張ろうと思う。目標は達成したい。


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スノーモト乗りは ALL DAY の登場で2度目の大きなターニングポイントを迎えたんじゃないかという話

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どうも、2シーズンにわたり ALL DAY に乗っている管理人です。オールラウンドボードとして発売されたので購入した人も多いようですね。昨シーズンは実際にゲレンデで ALL DAY の方によく会いました。

一気にユーザーを獲得した ALL DAY ですが、風の噂やネットの書き込みを見て個人的に思うことがありこのエントリを書くことにしました。

とその前に、まずスノーモト乗りに訪れた最初のターニングポイントの話をしなければなりません。

(個人的な体験に基づく非常に長く構成も目茶苦茶で低レベルな話なので読まれる方は覚悟して読んでください。少し技術的な話もありますので「お前がいうな」と思う方は不快になるだけですのでタブを閉じることをおすすめします。)

 

1度目のターニングポイント

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スノーモト乗りの最初のターニングポイントはスノーモト初のワイドボード『2011 Evolution Wide』だと思います。(画像はSSUGから拝借)

前後対象のナローボードしか無かったスノーモトにスノースクートのような前後非対称のボードの登場は賛否両論を巻き起こしました。

ボクも始めはスノーモトらしさがなくなった気がして少し寂しく思いましたが、新型ボードということもあり密かに試乗するのを楽しみにしていました。そしてその機会はすぐに訪れます。

 

全然乗れなかった

それまでスノースクートの様な前後非対称ボードで乗った経験はほとんど無かったのですが、それなりに乗れるだろうと思っていました。

しかし結果は惨敗、車体を傾けてターンすることが出来ないのです。もちろん楽しむ余裕なんてありません。

それはボクに限った話ではなく、多くのスノーモトユーザーが口を揃えて「曲がらない」と言っていました。

 

自分の下手さにショックを受けた

ボクは 2011 Evo Wide に乗るまでナローボードに乗っていたわけですが、自分の中ではスノーモトを乗りこなしていると思っていました。しかしその自信は完全に打ち砕かれます。このボードに試乗した日に、もう一度ナローボードの乗り方を基本から見直そうと決めました。

 

世間では曲がらないボードという評価が下ったが…

当時スノーモトのユーザーの間では「2011 Evo Wide は曲がらない」という認識が広まっていました。しかしその状況は徐々に変わっていきます。

なぜならこのボードはスノーモト乗りにとって幅広いボードでしたが、スノースクートの一般的なボードに近い幅であり単体で見れば特別幅広なボードでは無かったからです。

多くのスノーモト乗りは始めこそ苦戦したものの徐々にそのボード幅に慣れ、「気持ちよくターン出来る」「パウダーも滑れる」など好評価に変わっていきました。デッキの位置がスノースクートより高めなのも扱いやすい要因だったと思います。

その後、改良モデルとして若干シェイプを細くしサイドカーブをつけた新型ボードが出ましたが、ボクを含めいまだにこのボードを好んで使っているユーザーは多くベ、テランユーザーに根強い人気のある名ボードとして認知されるようになりました。

 

アプローチの違い

多くのスノーモト乗りが 2011 Evo Wide を乗りこなせるようになったわけですが、乗りこなすまでの過程に違いがあったように思います。大別すると…

  • a) 荷重の掛け方など乗り方を見直して乗りこなした
  • b) 乗れないながらも徐々に慣れて乗れるようになった

一見似ているようですがこの2つはかなり違います。

 

1つめのターニングポイントはなんとか乗り越えた

ワイドボードを買う前にナローボードの乗り方を根本的に見直さなければと考えました。ポイントはただ一つ、荷重です。

従来の幅の狭いナローボードは車体を倒しやすくターンが容易で誰でも乗れるというメリットがあります。おかげで多くのユーザーがすぐにスノーモトを楽しむことが出来ました。しかしターンが容易ということは大きな荷重が必要ではないということです。その結果、ワイドボードの能力を引き出せていないユーザーを生み出してしまったように思います。

ボクは 2011 Evo Wide を買う前にナローボードでの荷重の掛け方を見直し練習を重ね(前述のa)、乗り換えた1本目からそれなりに乗ることが出来ました。(一部の人しか知らないと思いますが強制的に荷重を意識させるための「スノーモト体操」を考案したのもこの時です)

前述の(b)の方法で乗れるようになった人が、エントリタイトルに書いた「2度目のターニングポイント」で躓いたのではないかとボクは考えました。

 

2度目のターニングポイントとなった ALL DAY

冒頭に書いたように、ALL DAY について風の噂やネット上で低評価を付けている人をちらほら見かけました。

ボクの予想では前述の方法(b)で乗れるようになった人が低い評価をしているように思います。

その理由は前述の方法(b)で乗れるようになった人は荷重の掛け方を理解したのではなく慣れで覚えただけなので、さらに幅広くなった ALL DAY では慣れではカバー出来なくなったと予想されるからです。

ボクが初めて ALL DAY に乗った時は普通に滑れました。この「普通に滑れた」という感覚は初代ワイドボードの時に練習した賜物なのだと思います。しかしボクにも試練は訪れます…。(“ALL DAY は自分の弱点がよく分かる”で説明します)

 

スノーモト歴の長さ=経験値の高さではない

そろそろ10年?となるボクのスノーモト歴ですが、10年ほどの間にユーザー間で滑りの差が広がってきているように感じています。

ちなみにボクのことをよく知らない人はこんな偉そうな言っているので「運動神経抜群でシーズン30日くらい滑走しているような雪焼けしたガタイの良い山男」を想像するかもしれませんが、実態は…

  • シーズン滑走日数は約10日(試乗会の手伝いも含めているので実際はもっと少なかった)
  • 学生時代の体育の成績はいつも3
  • 重度の腰痛持ち
  • グラフィックデザイナーのため座り仕事&田舎住まいで移動は常に車という慢性的な運動不足
  • 筋力も持久力も人並み以下のやせっぽち
  • バイクも自転車も乗らない

これが偽りのないボクです(笑)

こんなボクがスノーモトを長く続けてこられた理由は…

  • 重力に逆らわない下り系スポーツ
  • 見た目より体への負担が少ない
  • レジャーの範囲内であれば特別な身体能力がなくても高い意識を持つことでそれなりの事が出来る

この3つだと思います。特に3つ目が重要なポイントです。

滑走日数が少ないので自分なりに集中してストイックにシーズンを重ねてきました。もちろん仲間と一緒に滑ることも大好きなので楽しんで滑っています。(一緒に遊んでくれる皆さんに感謝)

そのおかげで基本的なグランドトリックやバースピンのようなハードトリックもある程度のレベルで習得することが出来ました。

個人的な価値観を押し付けるつもりはありませんが、やれることが増えるとより楽しく滑れると思っています。

長くスノーモトに乗っていても、いろんな大会に出場しても、自己分析やフィードバックが出来ていなければそれを経験とは言えません。

 

新型ボード=乗りやすい?

毎シーズン発売される新ボード、期待に胸が膨らみますね。ALL DAY もメーカの謳い文句に『オールラウンドボード』とあったので特に期待したユーザーも多かったと思います。ですがいつ誰が『オールラウンドボード=誰でも乗れるボード』と言ったのでしょうか?

『オールラウンドに使うにはオールラウンドな経験値』が必要なはずです。基本的なライディング技術、パウダーでの滑走技術など必要な要素はいくつもあります。ボードに自分の能力をカバーさせるのではなく、ボードの能力を自分が引き出す様なライディングが出来るかでボードに対する評価は大きく変わります。

個人的には道具が補助してくれるのは2割程かな?過度な期待は冷静な判断を失わせると思います。

 

ALL DAY は自分の弱点がよく分かる

スノーモトのナローボードの様な幅の狭い細いボードは誰でも簡単に扱えるので「滑りの癖」が影響することはさほどありません。

しかしボード幅が広がってくるとターン時に左右の振り幅が大きくなるのでナローボードでは気がつかなかった悪い癖が ALL DAY では顕著になります。

人間は左右対称ではありませんがスノーモトは左右対称の乗り物です。体の左右のバランスの悪さを見逃してはくれません。

少し前に「ボクにも試練が訪れる」と書きましたが、ALL DAY に乗るようになってカービングの時にフロントボードを擦るようにゆっくり転ぶことが多くなりました。

始めはフロントボードのセッティングのせいかと思いましたが、転倒を繰り返すうち右ターン時に深くバンクすると転んでいることに気がつきました。左ターンの時はしっかり立ち上がることが出来るのでやはり右ターンに何らかの癖があったようです。

実は右ターンに違和感があることは前々から気付いていました。ナローボードの時も 2011 Evo Wide の時も右ターンが苦手だったのですが、それ程苦になるような場面がなかったので矯正を先延ばしにしていたんです。しかし オールラウンドボードである ALL DAY に乗るようになってもう無視出来なくなりました。

このエントリを書いている時は 2011 Evo Wide に乗り換えてカービング時のボードの動きや荷重の掛け方などを見直しています。今のところ良い結果が出ているのでこのまましっかり体が覚えるまで練習を続けようと思います。

 

乗り方はどれでも同じ

ALL DAY も ADVANCE も EDGE も基本的に乗り方は同じ。メーカーもボード設計者もそのようにアナウンスしていますしボクもそう思います。

乗り方が変わるのは雪質や状態、コースの形状や斜度です。その場合でも重心の位置は変化させずにフロントボードをプッシュしたりリアボードを踏み込みといった動作で調整するような動作が加わるだけで大きく変わる訳ではないと思います。

井上さんが制作されたこの動画を見て基本動作を見直してはどうでしょうか。

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と、自分で貼っておいてなんだけどこれ本当に勉強になるな(笑)。思わず繰り返して見てしまった。

 

自分に素直に道具に対しても素直になろう

このエントリで一番言いたいのはこれです。

自分と向き合い道具の特性を理解することでより高いレベルの滑りが出来るようになるのでないでしょうか。それは楽しみの幅が広がることにも繋がります。上級者の仲間と同じレベルで難しいコースを滑ることを想像してみてください。ボクは想像しただけでテンション上がります。

 

素直に向き合うとはどういうことか

最近ノーマルの ALL DAY では出来なかったバニーホップバースピンやマニュアルがだいぶ出来るようになりました。本当は「ALL DAY では出来ない」と決めつけていたんです。「やり辛い・向いていない」という根拠の無い言い訳で逃げていただけだったんでしょうね。

素直に向き合った結果、以前より幅広くなったハンドル、大きくなったフロントボードでも回せるようになったし、マニュアルで持ち上がらなかったフロントもスパッと上がるようになりました。

もう少し具体的な例をあげると、ボクはバースピンをしやすくするためにハンドルを短く切って使っていました。短くした理由は回したときにグリップが太ももに当たっていたからです。そうすれば回しやすくなるだろうと考え実際に回しやすくなりました。

しかし『不得手な部分を道具で補った』せいでバースピンをするための最適なフォームをつくらなくても出来るようになってしまうというデメリットが生まれたことに気がついていませんでした。それは ALL DAY ではじめてバニーホップバースピンを成功させた時に分かりました。幅のあるハンドルでも回せたことでバースピンに最適なフォームが自然と出来るようになっていたんです。

本来の正しいフォームを習得した上でハンドルを短く切るのと、ハンドルを短くしてやっと出来たバースピンとでは大きな違いがあります。前者は「出来ていることをよりやりやすくするため」、後者は「出来ないことを出来るようにするため」であって同じように見える結果でも習得したものが違います。

正しいフォームが出来ていれば、ハンドルが長かろうが借り物であろうがすぐに対応出来るのです。自分の技術不足を補う為にカスタマイズしまくったスノーモトで得たトリックやカービング技術は、本当の意味で習得した技術とは言えないなと痛感しました。

 

有意義なカスタマイズ

このエントリを我慢して読んでくれた方の中には「お前みたいにマジで乗ってねーし」「カスタマイズ批判かよ」という方もいるでしょう。

ボクはストイックに練習していると言いましたが別に大会に出場する為とかそういうつもりでやっている訳ではありません、単純に練習することが好きなだけです。なので大きな括りで言うとレジャー指向に分類されると思います。

ボクに限らず多くの人がレジャー目的でスノーモトに乗っているのは間違いないでしょう。自分の技量を知ってカスタマイズをすることは多くのスノーモト乗りにとってとても有意義な事です。そういう意味でゲレンデでなるべく苦労せずに楽しむための『自分の技量を補うためのカスタマイズ』は推奨されるべきだと思っています。

 

自分を知ることで道具に対する評価は変わる

道具を評価するというのは難しいです。軽自動車しか運転したことのない人がF1マシンを運転して「乗り辛いダメな車」と言っても誰もそれを「評価」とは呼ばないでしょう。それはただの「感想」です。「自分は今どのレベルにいるのか」を知ることで道具に対する評価が変わるように思います。自己評価が出来ることで「カスタマイズ」の意味合いも当然変わってきます。

 

さいごに

結局何が言いたいんだといわれても読んで感じて欲しいとしかいえません(笑)。

ボクは普段からこんな面倒臭いことを考えて滑っているわけではありませんし、道具の批評やカスタマイズを一方的に否定している訳でもありません。

ただネット社会において情報は正誤にかかわらず簡単に伝播してしまいます。多くの人に自分の意見を向けるということはそれなりに責任が伴うと思います。

今回は道具を批評をする前に一呼吸置いて考えて欲しいという思いを込めてこんな説教のような教訓のような回りくどい文章になってしまいました。スノーモトに対するボクの熱い想いだと受け取ってくれたらありがたいです。

ALL DAY は自分のライディングに素直に答えてくれる『オールラウンドボード』です。ALL DAY が気に入らなくて手放そうと思っている方はもうちょっと頑張って乗ってみませんか?きっと自身のライディングを次のステージに引き上げるきっかけが掴めるはずです。

それをボク自身が証明出来ていないのが口惜しいですが、いつか思い描く滑りを表現出来るように乗りこなします!


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スノーモト動画の最後の砦か!?コンスタントに動画投稿を続ける『Kajavu works』さんに賛辞を贈りたい

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タイトルの日本語の使い方が微妙に間違っているような気がしますが上から目線ではありませんのであしからず。

さて、スノーモトの動画をYoutubeで検索したことのある方は必ず目にしたことがあると思いますが、今回はベテランスノーモトライダーであり公私共にボクが大変お世話になっている『Kajavu』さんの動画について少し書こうと思います。(公:スノーモト(笑)

Kajavuはどんな方かというと上のイラストのような人です。(イラストはケロハチさん作、ロゴマークはボク)

 

スノーモト動画の栄枯盛衰

はっきりとは覚えていませんが、3〜4年ほど前はネット上でスノースクートやスノーモトなどスノーバイク関連の情報がたくさん発信された時期でした。ボク自身もその波に乗っていたんですが現在は燃え尽きてしまってご覧の通りです。

Youtubeにもたくさんのスノーモト動画がアップされた時期でもあるのですが、現在は未編集動画を除くと「しっかり編集された動画」は数を見なくなりました。

 

最後の砦か

その中で孤軍奮闘されているのがタイトルにも書いた『Kajavu works』さんです。初投稿からコンスタントにその数を増やされています。

投稿を重ねる度に撮影や編集スキルが上がっているのがよく分かります。

もちろんプロの映像作家さんでは無いので作品自体のレベルは比べるものではありませんが、ボクは撮影者と滑走者の関係が垣間見えるKajavuさんの動画が大好きです。玄人好みの選曲もKajavuさんの魅力です。

 

ぶっちゃけ大変ですよ

実際、動画を編集する作業ってものすごい労力なんですよね。まず撮影素材を集めるだけで大変。本当に大変。編集も大変。ぜーんぶ大変。でも視聴者はそういう動画を見てくれています。

マイナーなジャンルなので全体からしたら少ないですが、再生回数が他の動画より多いのがその証拠だと思います。

 

思い出が形になるということ

数年後に仲間と懐かしんだり、自分の滑りを見てショックを受けたり(笑)、ハプニングシーンで盛り上がったり、そういう事が出来るのも撮影編集してくれるKajavuさんの様な方がいるからなんですよね。

技術系の動画もいいのですが、スノーモトの楽しさを伝えるKajavuさんの動画は今後も続けていただけたら嬉しいなーと無責任なことを言ってすみません(笑)。いい被写体になれるように今後も精進します。

 

KajavuさんのYoutube公式チャンネルを見る

 

 

Kajavuチャンネルで人気の動画

再生回数が特に多い動画です。

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NGシーンは今見ても笑えます。

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最新の動画

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スノーバイク界にも痛板がやって来るのか!?

こういうサイトを見つけました。

スノーモト – 痛スノーモトを始めよう(仮)設立準備室

昨年、栂池高原スキー場でもイベントが開催されていましたね。スノーモトからも痛板を装備しているYさんが飛び入り参加して盛り上がってましたよ。

スキー、スノーボード、スノーバイクを繋ぐ面白いイベントだと思います。スノーモトだと「イタモト」っていうのかな?


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明けましておめでとうございます

今シーズンもスノーバイクな皆さんに良い雪が降りますように。


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あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

旧年中は沢山の情報をありがとうございました。本年もスノーモトFANをよろしくお願いいたします。

今シーズンも、スノーバイク乗りに良い雪が降りますように。

ボクのシーズンインはいつになるのやら…。


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懐かしいなー JR SKI CM集 1996〜2006

ボクは18歳まで福岡にいましたので JR SKIのCMはホントに憧れでしたね。毎年おばに連れられて鳥取まで新幹線で滑りに行っていましたが、本当は東日本へ行きたかったです(笑)。(鳥取のスキー場も最高ですよ、思い出がいっぱいです。)

で、2ちゃんねるにて JR SKI のCMが時系列でまとめてあったのでちょっくら拝借。EXILEで復活したら結構話題になるのでは?

1989

スキー by JR

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1991

ZOO JR ski ski ’91

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1992

ZOO JR ski ski ’92

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1993

ZOO JR ski ski ’93

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1994

ZOO JR ski ski ’94

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1995

JR ski ski 1995

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1996

JR東日本 SKI SKI 1996年ver

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JR東日本「GALA湯沢」1

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JR東日本「GALA湯沢」2

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JR ski ski

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1997

JR ski ski 1997

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1998

JR ski ski 1998

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1999

JR東日本 SNOW TRAING 1

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JR東日本 SNOW TRAING 2

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2003

JR-SKI vol.2 -RE BORN- SKI HERO

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2004

JR-SKI vol.3 TRIPLE JUMP

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2005

JR-SKI vol.4 SKI IN THE CITY

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2006

JR ski ski 2006

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iPhoneから投稿テスト

iPhoneから投稿テストです。 改行も効いてますね。 画像も貼れます。

画像の貼り方に癖があるのでマメに保存をした方がいいかも。 使用したiPhoneアプリは、WordPress for iPhone Version 1.21.1。無料のアプリです。 ここまで書いて何ですけど、version2があるみたいです(笑)。テキストの回り込みとかできるみたい。 で、早速WordPress2を入れてみましたが、画像のリサイズなどがよく分かりません。とりあえず放置。
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スノーモトFANが奇跡を… スノーモト’11モデル情報 #11

トップページの画像を変更しようと写真を整理してたら…こういう画像出てきました。前にも紹介しましたよね。


2009-2010の栂池のパンフレットです。記憶にある人も多いと思います。これ見てなにか気がつきませんか?気がつかない?ならこちらをどうぞ











新モトの登場を予言(笑)


もしかして、この記事アップしたときSAIのスタッフは冷や汗かいてた?(笑)

関連記事:そのスキー場のパンフレットよく見てください


2010-2011スノーモトパンフレット

パンフレットつながりで。2010-2011スノーモトカタログ来てます。

11年カタログ Tokyo SnowMoto Life〜トウキョウ スノーモト ライフ〜


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