行ってきました!バッグジャンプ東日本(バグジャンプ)
2011-12シーズンは新しい事にチャレンジしようかなと考えていたところ、バグジャンプ(バッグジャンプ)のお誘いがありましていい機会なので勇気を出して行ってきました。
BAGJUMP東日本
今回お世話になったのは、群馬県片品村にある「バッグジャンプ東日本」というバグジャンプ施設です。メンバーはボクと壱さん、じょにぃさん、そして原住民のじゅん゛さんです。ボクと壱さんはウォータージャンプの経験も無いまったくの初心者。
バッグジャンプ東日本さんのHPに当日の写真(なぜか監督が同行)とじゅん゛さんのカッコいい動画がアップしてありました。ありがとうございまーす!
バグジャンプはこんな感じ。正直想像してたよりジャンプ台がデカイです…。
準備しておいた方がいいもの
基本的にはウォータージャンプと同じだと思いますが、一応やってみて感じた事を書いてみます。
基本的な格好は?
まず、基本的には肌を露出しないような格好がいいみたいです。ほとんどの人がスポーツタイツにハーフパンツ、ロンT、ヘルメット(必須)でした。水を使わないバッグジャンプですが、アプローチ部分には水を巻いているので水着でもいいかもしれません。(ブラシに慣れる為のミニコースで確実にケツは濡れます)
防具は?
スノーバイクならば、+プロテクターが必要になると思いますが4人中2人はプロテクター無しでした。もちろんボクはフル装備です。ヘルメットはハーフタイプ、リストガードはしませんでした。
靴は?
当日はスニーカーで挑みましたが、フレームでくるぶしをぶつける事があるので冬と同じブーツタイプの方がおすすめです。
スノーモトは?
スノーバイクにクッションを巻いておきます。ステムやハンドル回りを重点的に、横回転の練習をするならばフレームにもしっかり巻いておいた方がいいようです。ブラシでよく滑るようにボードにワックスや蝋を塗っていった方がいいみたいですが、現地ではボードに備え付けの石鹸を塗るように言われました。この辺はウォータージャンプとはちょっと違うかもしれません。
アイロンなどは施設にありましたので、スタッフの人にお任せするのもありかも。
暑さ対策
ウォータージャンプと違って体温上がりっぱなしですので、まめな休憩と水分補給を心がけましょう。
スノーバイクでバグジャンプってどんな感じ?
初めてのバグジャンプでしたが、飛び込むとどんな感じなのか?など初心者の素直な感想を書いてみます。
最初はブラシに慣れる
雪の代わりにプラスチックの人工芝というか硬めのブラシになっていますので、小さいキッカーで数回は慣れた方がいいと思います。これはギアに関係なくやった方がいいみたいでした。
キッカーとエアバッグの間にほとんど隙間なし
ネットで検索するとキャニオンみたいな設置をした画像が良くヒットしますが、バッグジャンプ東日本のはほぼくっついていたので失速してもエアバッグに届かず地面に落ちるという事は無いでしょう。
着地の反動は無し
飛ぶ前は、着地の際にモトが反動で跳ね返ってこないか心配でしたが沈み込むだけでまったく跳ね返る事はありませんでした。
バグジャンプは着地後に滑らない?
着地の際の反動はありませんでしたが、基本的にバグジャンプは乾いていますので着地するとモトにブレーキが掛ります。当然、慣性が働いていますので自分の体は前に出ようとします。手はハンドルを握っていますので、手を軸にして体が上に持ち上がり前転するような形になります。文章にすると危険な感じがしますが、実際はアトラクションみたいで楽しかったですよ(笑)
前転しないようにするには、着地の際に横に逃げるかモトを放り投げるといいかもしれませんが、実際そこまでしなくても大丈夫だと思いました。最後の方は前転するのが楽しくなってしまいましたし(笑)。ちなみにボーダーはヘッドスライディングになります(笑)
ソールに石鹸を塗って水でしっかり延ばしておけば多少は滑ります。
スノーバイクのジャンプ練習に最適かはわからないが選択肢としては十分あり
個人的にはおすすめです。水に濡れる事が無いのでモトは痛みません。ボードの破損もほぼ無いと思っていいかな。地面がブラシなので当然ボードは傷みますが、サンディングでなんとかなるレベルだと思います。
ただ、着地は平面になっているので実際のキッカーを完全に再現している訳ではありません。いきなりゲレンデで同じサイズのキッカーを飛ぶのは止めた方がいいかも。
総合的に見てスノーバイクのジャンプ練習にはいいのではないかと思いました。ウォータージャンプをやった事がないので比較が出来ないのが残念です。
未経験者でも楽しめるの?
正直やるまではテンションが上がらず胃が痛かったのですが(笑)、未経験者でも楽しめました。ただし、幾つかの事は意識しなければなりません。
恐がって後傾にならないように
ジャンプ台の高さはかなりありました。自分が飛んでる姿を全く想像できません(笑)。(結果論ですが)着地しても痛くは無いのでストレートジャンプであれば失敗しても大丈夫です。今回はアドバイスを受けて以下の事を意識して飛びました。
アプローチは高さやスピードで恐がって後傾にならないように、しっかり腰を落としてフロントボードに荷重します(自転車だと中央に加重するのかな?この辺はもうちょっと考察する必要がありますね)。
トランジション(下りから登りに切り替わる地点)にさしかかったら曲げていた膝を伸ばしハンドルを胸のあたりに引きつけるようなイメージしてリップを踏み切ります。今回は下手に地面を蹴ったり(ポゴやバニホ)せず伸び上がる動作だけを意識してやりました。
飛び出すと、引きつけていたハンドルを自然と前に出すような動作になります。それにつられて膝が少し曲がりバニホバーを飛んでいるような姿勢になりました。
着地は足を伸ばし衝撃を吸収するように膝を曲げます…がその前に前転してしまいました(笑)
後傾にならないことと、飛び出す時に膝を伸ばす動作をするだけである程度の形になるようです。
バグジャンプ動画 初心者編
では実際にボクと壱さんの飛んだ動画をご覧ください。ボクはストレートジャンプだけを練習しました。2人とも初心者ですので生暖かい目で見て下さいね(笑) 。落ち着いて見ると初心者の飛ぶサイズじゃ無いですね…完全にじゅんさんに騙されました。
ちゃんとした動画は後日TJKにアップしてもらう事とします(笑)。
スノーバイクで上級者レーンやトリックは?
今回は中級者用のレーン(Sエアーの3番台くらい)しか跳びませんでしたが、上級者レーンやストレートジャンプ以外の練習について書いてみます。
リップの角度がキツイと無理かも?
ここの上級者レーンはアプローチが長くリップの角度も結構あります。なので着地がほぼ真下の様な状態ですのでスノーバイクが逃げるところが無いように見えました。一緒に参加していたじゅんさんはウォーターならやるけど今回はパスという事で上級者レーンは跳びませんでした。
横回転のトリックは出来る?
出来るか出来ないかなら出来ると思いますが、着地の際にブレーキがかかるとなるとストレート系のトリック以外の練習は初心者向きではないかもしれません(ソールに石鹸水をしっかり塗れば出来ない事もないかも)。実際やってみれば分かると思いますが、今回は誰も挑戦しませんでした。スーパーマンシートグラブやインバートなどの練習は問題ないかと思います。
ギャラリー
画像を少し。ボーダーの人はもう空飛んでる感じでしたね。ちびっ子も練習してましたよ。他のは後でギャラリーページに追加しますね。(すみません、じょにぃさんの写真が手元にありませんでした(笑)。)
参考サイト
スノーボードでジャンプ:ジャンプ台の名称 | スノボーのスー
全国のウォータージャンプとバッグジャンプ施設(スノーモトFAN内ページ)
おまけ
芳味亭さんで楽しい昼食。